Haeundae
景勝の地、海雲台「タルマジコゲ」
波の音が聞こえそうな海を見下ろす絶景の散策路
尾浦?松亭入り口の7.8km区間に木製デッキの散歩道完成、より歩きやすく
“韓国のモンマルトル”と呼ばれる海雲台(ヘウンデ)のタルマジコゲ(月見の丘)は、歩を進めるにつれさまざまな表情を見せ、訪れる人を魅了する。このたび、観光客に人気のタルマジコゲに木製デッキや夜間照明が整備され、より一層歩きやすくなった。
釜山市は今年1月、尾浦(ミポ)から松亭(ソンジョン)まで7.8kmの散歩道に木製デッキを整備した。またムーンタンロードには照明を、タルマジコゲ入り口とヘマル(展望あずまや)、松亭入り口には総合案内図を設置した。
桜の季節ともなるとタルマジコゲは全国からの花見客でにぎわう。実際にここを歩いてみよう。タルマジコゲのスタート地点は海雲台海水浴場。海水浴場の東端には、海雲台の3つの入り江の1つ、尾浦がある。五六島(オリュクト)遊覧船の船着場があるところだ。
尾浦から坂を上るとタルマジコゲの入り口に出る。タルマジコゲには美術館カフェやレストラン、しゃれた住宅などが並び、道路沿いには立派な桜や松の並木が続く。毎週土・日曜日の午後3時から9時には「タルマジ.アート.フリーマーケット」が開かれ、アーティストによる手工芸品が手ごろな値段で販売される。好みのアクセサリーを探してみるのも楽しい。
タルマジコゲの途中にはムーンタンロードという小道があり、海雲台の夜景を見ながら夜の散歩を楽しめる。ムーンタン(moontan)は月の光を浴びるという意味で、サンタン(suntan)に対応する造語だ。月の光のもと歩けば、心の平穏も得られる。夜歩きのスポットなので、安全のため監視カメラや夜間避難用の案内板も設置してある。
ムーンタンロードの近くにはおしゃれなカフェが軒を連ねる。タルマジコゲは、家族連れの散歩コースとして、若い恋人たちのデートスポットとして、また観光名所としても人気だ。美しい風景を眺めながら散策し、コーヒーや食事を楽しむ。この春、タルマジコゲでロマンティックな春を満喫してみよう。
<資料提供:: ダイナミック釜山 >