Busan Port
釜山市は、アジアを代表する映画祭として発展した釜山国際映画祭を土台に、映画・映像産業を未来の戦略産業として重点的に育成している。これにより、地域経済の基盤強化はもちろん、国際的な映像文化の中心都市としての地位を確立しつつある。
2014年にはアジアで初めてユネスコ「映画創造都市」に認定され、釜山国際映画祭、釜山国際マーケティング広告祭、釜山国際短編映画祭、釜山国際児童・青少年映画祭、G-STAR国際ゲーム展示会といった映像コンテンツ関連イベントを成功裏に開催している。また、釜山コンテンツマーケットやアジアコンテンツ&フィルムマーケットなどを通じて、映画・映像分野のビジネスマーケットを構築し、映像専門人材の育成にも注力している。企画から投資、制作、流通までを一貫した流れとして体系化し、釜山を映像産業の中核拠点へと成長させている。
さらに、映画振興委員会、映像物等級委員会、ゲーム物管理委員会など文化体育観光部傘下の公共機関が釜山に移転。映画の殿堂を中心に、釜山文化コンテンツコンプレックス、映像後半作業施設、視聴者メディアセンターなど、多様な映像関連インフラが整備され、制作・産業・芸術映画の大衆化を支えている。 公共機関と民間企業が連携した映像産業クラスターの形成も進められており、映像産業センターの開館や、映画・映像関連企業の誘致も積極的に行われている。アジア映画学校の運営や韓国映画アカデミーも釜山に移転するなど、映画・映像産業分野の人材育成事業にも注力している。 また、釜山の映画発祥の地である中区南浦洞には映画体験博物館が開館し、映画祭に加え多様な見どころを提供している。
こうした映画・映像関連インフラのネットワークを活かし、釜山は「グローバル映像産業拠点都市」へのさらなる飛躍を目指している。
区分 | 概要 | 備考 |
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釜山映像委員会 |
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組織 |
釜山情報産業振興院 |
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釜山国際映画祭 |
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組織 |
(社)釜山国際短編映画祭 |
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組織 |
(社)釜山国際子供・青少年映画祭組織委員会 |
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組織 |
(社)釜山コンテンツマーケット組織委員会 |
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組織 |
映画の殿堂 |
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施設 |
釜山文化コンテンツコンプレックス |
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施設 |
映像産業センター |
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施設 |
釜山映画撮影スタジオ |
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施設 |
3Dプロダクションセンター |
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施設 |
釜山映像ポストプロダクション施設 |
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施設 |
釜山アジア映画学校 |
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施設 |
(社)釜山国際マーケティング広告祭組織委員会 |
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組織 |
(社)釜山映画映像産業協会 |
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組織 |
(社)釜山放送映像フォーラム |
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組織 |
釜山映画体験博物館 |
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施設 |