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釜山市が「釜山」をアジアMICEの中心都市へと跳躍させるためのワンステップである「釜山広域市MICE産業育成計画」を発表しました。('18. 3月)

MICE産業は会議(Meeting)、インセンティブ観光(Incentives)、コンベンション(Convention)、展示会(Exhibition)の4分野をまとめて指すサービス産業で、付加価値が高く、経済的波及効果も大きいため、釜山市の「5大核心戦略産業」に指定されています。

世界各国でも、観光資源としてMICE産業の付加価値を認識し、MICE産業を国の戦略産業へと育成するために大規模なコンベンション施設や展示場を建設する等、国を挙げて誘致活動に取り組んでいる。

このようにMICE産業に多くの国が関心を持っているのは、MICE関連の訪問客が消費する金額が、単なるレジャーや観光目的で訪問する一般の旅行者より高額であり、行事も大規模で、経済的波及効果が大きいためです。MICE産業は大規模の会議場や展示場などの専門施設を備えて国際会議展示会やインセンティブ・ツアー、イベントを誘致しています。また、MICE進行に関する様々なサービスを提供する経済的利益を実現するだけでなく、宿泊や交通、観光、貿易、流通など関連産業と有機的に結びついている高い付加価値を持った産業です。

MICE関連の観光客の場合、一般観光客より高額の消費をするだけでなく、雇用創出効果も高く、国のイメージアップなど波及効果も大きいため、中国・日本・シンガポール・米国などの主要国では、国の戦略産業として積極的な育成が進められています。

さらにMICE観光客の口コミによる、その国のイメージアップ効果も無視できません。国際会議の参加者は、各国の当該分野の世論主導層がほとんどです。彼らは会議に参加して帰国すると、自然に韓国の広報大使となるため、このような効果は数値では換算できないものです。

釜山市は、2012年にBEXCO第2展示場である「オーディトリアム」などの施設を増設してMICE産業のインフラを整備しており、民間団体主管の展示会や国際会議の開催サポート、民間企業の海外展示会の参加サポートなどにより、MICE産業がますます盛んになるよう支援をしています。

ベクスコ(BEXCO)をはじめ、国内最高の展示コンベンション施設を備えている釜山の国際会議の年間開催数(国際協会連合が認定する件数)は、2017年239件(アジア4位、世界7位)で、名実共に世界でも通じるコンベンション都市に生まれ変わろうとしています。

2017年9月に開催された『釜山MICE FESTIVAL』や『釜山単独MICE海外ロードショー』により、釜山のMICE産業を国内外に紹介しました。そして今後も釜山市はアジアMICE産業の中心都市となることを目指し、各種のMICE産業を積極的に取り組んでいきます。