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全世界24時間年中無休のコールセンターを開設

2004-11-10 1038  ヒット
内容
全世界24時間年中無休のコールセンターを開設  潘基文外交通商部長官は、1日午前、ソウル世宗路外交部の庁舎でブリーフィングを行い、海外旅行の際に発生する事件ㆍ事故及び緊急事態に対し必要なサービスを提供する24時間年中無休体制の「領事コールセンター」を15日から開設するという「領事サービス強化方案」を発表しました。潘長官は今回の措置と関連して 「全職員の領事化、全在外公館のコールセンター化を通じて、国民に君臨する外交部ではなく国民に奉仕し、国民と共にある外交通商部になる第一歩を踏み出すためのもの」であり、「今後、サービスの範囲を拡大する方針」と述べました。コールセンターは民間人が電話をかけてきた場合、外交部の在外国民保護センターと該当在外公館に即時連絡します。  外交部は15日、KT裝備と職員10名で出発する1次的措置以外にも、来年4月外交部が自立的に領事コールセンターを運営、サービス範囲を拡大し、職員も25名に増員する予定です。領事 コールセンターを利用する方法は、国家別の接続コード(韓国:001)の次に800-2100-0404(ヨンサヨンサ:韓国語で0404)とダイアルします。外交部は、これとは別に来月15日から海外安全の情報を提供する専用ホームページ(www.0404.go.kr)を開設し、運営します。ここには安全に海外旅行をするための情報はもちろん、ビザㆍ治安ㆍ公館案内など、世界各国の旅行に関するいろいろな情報の検索が可能であり「書き込み欄」を設けることにより、一般国民とインターネットでの意見や情報交換が可能になりました。 外交部はこれ以外にも海外旅行について の懇談などを通じて民間からの意見に耳を傾け、領事便覽及び領事事例集発刊、在外国民安全対策協議会、領事法律サービス、地方巡廻領事説明会など、領事サービス強化のための多角的な方案を推進することにしました。 潘長官へのインタビュー -緊急事態とはどんな時ですか。 ▲身体的な危険に陥ることです。即ち強盗や強奪など本人の力では解決するのが困難な問題を指しています。また、財産上の損害を被ったと判断される時もコールセンターの利用が可能です。しかし、一般的な内容での問い合わせは領事サービスに該当しません。 -11月15日開設される領事コールセンターと、来年4月に開設される領事コールセンターとの違いは何ですか。 ▲来年4月に外交安保研究院の2階に領事コールセンターが別途に開設されます。調達庁を通じて装備を購入するなど、準備過程を経なければなりませんが、領事サービス提供が急がれており、一旦限られた範囲内で韓国通信(KT)と契約し、今月15日からサービスを開始する予定です。KTに外交部コールセンターという事務室を設置し、装備もKTのものを利用することになっており、10名の職員を対象に教育を実施しています。料金は受信者負担を原則としています。また領事への問い合わせでも急ぎの場合以外は控えていただきます。 -職員はどのような立場の人ですか。 ▲全く新しく採用するのではありません。KTの職員に教育を受けてもらっています。 この職員を来年4月からは外交部の職員として採用する予定です。正式な外交官ではない行政補助職という立場になります。 -領事コールセンターの運営システムを教えてください。 ▲一般人からの問い合わせで、電話で解決できることはその場で処理し、困難な問題の場合は在外公館、昼は在外国民保護センターに繋ぎ、夜間は外交部の当直室に繋がるようにします。全在外公館と外交部の当直室には24時間、非常連絡ができるようにしています。 -現地の公館よりもコールセンターへの連絡が望ましいのですか。 ▲在外公館の電話番号がわかっている場合はそれが早いですが、公館の電話番号や大使館の位置はほとんど一般に知られていません。できるかぎり本人が何らかの措置をするのが望ましいですが、週末や夜間は連絡が困難な場合があります。この場合1つだけでも電話番号がわかっていれば24時間必要な公館に連絡できるので便利だと思われます。 -過去、公館に問い合わせても十分に応対してくれないという話を聞きました。普段の業務だけでも忙しく、コールセンターを運営するのは難しいのではないのでしょうか。 ▲外交部の根本的なインフラから出た問題です。政府革新委員会や関係部署と協議して領事人員を増やす方向で検討しています。しかし公務員を増やす場合、制度的な問題があり、専門補助人力も現地で採用する方案を検討しています。特に領事館の人員が不足している中国の場合、来年にも予算の範囲内で領事専門補助員を60名ほど補強する予定です。領事サービス強化のためのいろいろな方案の中で人員問題は短期でというより、中長期的な目標として関連期間と持続的に協議していくつもりです。 取材:チェ・ガン () 国政ブリーフィング