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韓日外交次官 「冷ややかな」出会い

2006-04-24 882  ヒット
内容
柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部第一次官と日本政府の谷内正太郎外務次官が会談した21日の午後、ソウル外交部庁舍の17階にある柳次官の応接室は両国間の「一触即発」の緊張した状況のためか「冷ややか雰囲気」が漂っていた。 21日午後の5時30分頃、谷内次官が協議の場である応接室に入ると、柳第一次官は無言のまま、手を軽く差し出して握手するに止まった。 柳第一次官は硬直した表情だったが、谷内次官の表情は硬直した中にも笑みを浮かべようとする様子がありありと見えた。 協議に先立って、柳第一次官は「ようこそお越しくださいました」と短く挨拶し、谷内次官は「ご多忙中にもかかわらず、歓迎していただきありがとうございます」と答えた。 協議は両国の主務局長である李赫(イ・ヒョク)アジア・太平洋局長と 外務省の佐々江賢一郎アジア・大洋洲局長だけ同行し、20分間会談した「2+2」の協議に引き続き、両国各々10人ほど参加した拡大協議を行った。 1時間30分の協議後、谷内次官一行は待機していた取材陣の質問には何も答えず、早足で外交部を後にした。 谷内次官は協議の直後、韓国記者団との簡単な会見を申し出たが、韓国側が安全上の理由で難色を示したため行われなかった。これは状況が不利だと感じた日本側の一種の「言論プレー」を韓国側が憂慮したものと見られる。 これに先立ち、午後5時25分頃10人余りの随行員と共にに外交通商部庁舍に到着した谷内次官は沈黙したまま、外交通商部職員の案内で貴賓用エレベーターで協議室に向かった。 当初、谷内次官は外交通商部庁舍の正門を通る予定だったが、独島守護汎国民連帯会員らが車両など動員し「日本は独島海域のEEZ(排他的経済水域)の探査計画を即時撤回しろ」とのデモが行われていたため、それを避けて隣の政府庁舍から歩いて外交通商部に入るというハプニングもあった。 この日、外交通商部には約100人の内外記者団が押し寄せるなど、今回の協議に対する関心の高さを示した。 両氏はこの日の協議に引き続きソウル小公(ソゴン)洞のロッテホテルで夕食会を兼ねた協議と実務担当者間の協議を行い、状況によっては22日もさらに協議を続ける予定である。        Silver日本語通飜譯奉仕會 監譯