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釜山市、2028年ユネスコ世界デザイン首都(WDC)に最終選定、グローバルデザインハブ都市への飛躍

2025-08-11 8  ヒット
内容

World Design Capital Busan 2028


□釜山市は、世界デザイン機構(WDO)が指定する「2028年世界デザイン首都(World Design Capital, WDC)」に釜山が最終選定されたと発表した。

○「世界デザイン首都(WDC)」は、世界デザイン機構(World Design Organization, WDO)が2年ごとに、デザインを通じて経済・社会・文化・環境の発展を促す都市を選定する国際的なプログラムで、2008年に開始された。

○釜山は今回の選定により、ソウル(2010年)、ヘルシンキ(2012年)、バレンシア(2022年)に続き、世界で11番目の世界デザイン首都となる。


□今回の誘致にあたり、市は「誰もが包摂される都市、共に創るデザイン(Inclusive City, Engaged Design)」をテーマに掲げ、市民参加型のサービスデザインモデルを積極的に提示した。

○6月に行われたWDOの実地調査では、▲影島ベリーベリーグッドボンサン村 ▲東西大学 ▲北港一帯 ▲F1963などを訪問。市民参加型デザインの実践例や、デザイン中心の教育体制、都市政策とデザインの統合的な取り組みが紹介された。


□こうした取り組みにより、市民がデザインを通じて都市の変化に主体的に関与する政策や文化、インフラにおいて釜山が示した成熟した実行力が高く評価され、競合都市である中国・杭州を抑えて最終選定される成果を収めた。

○ WDOは、「釜山はデザイン文化による都市変化の可能性が高く、指標に基づく地域分析と改善の手法は、国際社会の模範となり得る」と評価。「今回のWDC指定を通じて、釜山が国内を超えて世界的にも影響力を発揮することを期待している」と述べている。


□「世界デザイン首都釜山2028」の公式発表は、今年9月に英国ロンドンで開催される第34回世界デザイン会議(World Design Congress)にて行われる予定だ。


□今後、釜山市は(財)釜山デザイン振興院と連携し、WDCの推進体制を整えるとともに、「釜山2028」に向けた本格的なプログラムの企画と準備に着手する計画である。


□朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長は、「今回の選定は、市民とともに築いた都市デザインの成果であり、釜山がグローバルデザイン都市へ飛躍する大きな転機だ」と述べたうえで、「デザインとは外観を整えるだけではなく、都市全体のライフスタイルを再設計すること。WDCを契機に、市民の暮らしをより良くするため全力を尽くすとともに、準備の過程そのものが、釜山のビジョンを世界に発信する機会となるよう着実に取り組んでいきたい」と語った。