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気候研究分野の第一人者アクセル・ティンマーマン氏、「釜山市名誉市民」に選定

2025-07-31 7  ヒット
内容

2025 Busan Metropolitan City Honorary Citizenship Award Ceremony
2025년 제2회 부산광역시 명예시민증 수여식
2025.7.18.(금) 부산시청 7층 
부산광역시


気候研究分野の第一人者アクセル・ティンマーマン氏、「釜山市名誉市民」に選定

□釜山市は7月18日、基礎科学研究院(IBS)気候物理研究団の団長であり、釜山大学の特任教授でもあるアクセル・ティンマーマン氏(Axel Timmermann/ドイツ)を「釜山市名誉市民」に選定し、名誉市民証を授与すると発表した。

○ 朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長は、7月18日午前11時、市庁舎の国際儀典室において、釜山の気候科学研究レベルの向上と人材育成に貢献した功績に対し感謝を伝え、「釜山広域市名誉市民証」を授与した。


□市は、世界トップクラスの研究環境整備と、釜山における気候変動研究水準の国際的な向上に寄与した功績を評価し、ティンマーマン氏を名誉市民に選定した。


□ティンマーマン氏は、気候科学分野における世界的な権威者であり、2017年1月より釜山大学特任教授およびIBS気候物理研究団の団長として、気候変動や海面上昇予測に関する先進的な研究を牽引してきた。

○ 特に、2018年から7年連続で「世界で最も影響力のある研究者」に選ばれ、これまでに340本を超える国際学術論文を発表するなど、国内外の気候研究の発展に大きく貢献している。

○ また、釜山地域および全国の青少年を対象とした気候関連講演の実施など、研究基盤の拡充と次世代育成にも積極的に取り組んできた。


□なお、釜山市では1966年より、釜山の名誉を広く高め、都市の発展に著しく寄与した人物を「名誉市民」として選定しており、これまでに計282人が名誉市民に選ばれている。直近では、今年5月にニール・コプロスキー駐韓米海軍司令官が選定された。

○ 主な名誉市民には、元サッカー韓国代表監督のフース・ヒディンク氏(2003年)、米女子プロゴルフ選手のダニエル・カン氏(2019年)、アカデミー賞4冠を受賞した映画『パラサイト 半地下の家族』の英語字幕翻訳者ダルシー・パケット氏(2020年)などがいる。


□朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長は祝辞の中で「釜山において、世界水準の気候科学研究が続けられていることは大きな意味を持つ。地域人材の育成や大学の研究力強化、さらに大学と地域企業が共に発展する地産学連携への継続的な関心をお願いしたい」と述べ、「釜山が気候科学分野の世界的な拠点へと飛躍できるよう、今後もこの地で長く研究を続けていただきたい」と語った。