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□釜山市は7月15日、フランス・パリで開かれたユネスコ世界遺産委員会において、第48回(2026年)ユネスコ世界遺産委員会(以下「世界遺産委員会」)の「国内初の開催都市」として釜山が最終決定したと発表した。
○ 「ユネスコ世界遺産委員会(WHC)」は、1972年に採択された「世界遺産条約」に基づき、世界遺産の登録および保存・保護に関する最高意思決定機能を持つ国際機関だ。
□釜山は、6月30日に国内候補都市に選ばれたのに続き、世界遺産委員会の次期(2026年)開催地として正式に確定し、国内初の快挙を成し遂げた。
○ 韓国は1988年に「世界遺産条約」に加盟し、1997年からこれまで4度委員国を務めてきたが、世界遺産委員会の開催は今回が初めてだ。釜山が初の開催都市として選ばれたことは特別な意味を持つ。
□7月15日、パリのユネスコ本部で行われた第47回世界遺産委員会では、▲次期開催都市の最終発表 ▲次期開催都市代表(イ・ジュンソン釜山市行政副市長)の挨拶 ▲釜山の広報映像上映、の順に進行した。
○ 【次期開催都市の挨拶】 イ・ジュンソン副市長は、「釜山はユネスコの価値を実践してきた都市であり、戦争と避難の記憶の中でも文化と人類愛を守ってきた。開催都市としてその使命を果たす準備は万全だ」と語った。
○ 【広報映像】 ▲「避難首都・釜山の遺産」や国内の世界遺産 ▲BEXCOやヌリマルAPECハウスなど国際会議に対応したインフラ ▲観光名所の紹介を通じ、韓国の美しい世界遺産と釜山の魅力を強く印象づけた。
□市は世界遺産委員会の成功的な開催に向けて、国家遺産庁をはじめ、釜山観光公社、BEXCO、釜山研究院、釜山文化財団など関係機関と緊密に連携していく方針だ。
○ 特に、釜山ならではの特別プログラムなどを用意し、196か国の締約国代表団および参加者にとって忘れがたいイベントとなるよう、万全の準備を進める予定だ。
□朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長は、「第48回世界遺産委員会の開催地として釜山が正式に確定したことは、大韓民国と釜山の国際的地位を高める歴史的成果だ」と述べ、「誘致に尽力してくれた国家遺産庁関係者、文化体育観光委員会所属の釜山選出国会議員、現地で活動してくれた議員に感謝を申し上げたい。世界遺産の価値を広く発信し、文化の多様性、平和、持続可能性といった人類共通の価値を実現するイベントとなるよう、万全の準備を進めていく」と語った。