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「第22回 炭化ケイ素(SiC)及び関連材料に関する国際会議」、釜山への誘致決定

2022-10-04 243  ヒット
内容

ICSCRM2022
19th International Conference on Silicon Carbide and Related Materials
DAVOS, Switzerland
11-16 September 2022 www.icscrm2022.org 


釜山市は、炭化ケイ素*(SiC、Silicon Carbide)分野における世界最大のSiC関連国際学術会議「ICSCRM:International Conference on Silicon Carbideand Related Materials、以下学術会議」の釜山誘致に成功した。

*炭化ケイ素(SiC):ケイ素(Si)と炭素(C)で構成されたダイヤモンドに次ぐ高硬度な物質。従来、半導体の素材として広く用いられてきたケイ素(Si)に対し、高電圧下での特性に優れており、高耐熱も高いため、エネルギーの損失を低減し省エネ効果を高めることができる。次世代の半導体素材としてEV(電気自動車)などの素材として用いられている。


今回の誘致は、2022年9月13日にダボス(スイス)で開催された第19回学術会議で決定した。学術会議は2019年を初回とし、アメリカ、ヨーロッパ、日本などで毎年開催されてきたが、今回、韓国の半導体分野における国際的活動範囲の拡大にむけた釜山市、韓国電気電子材料学会、釜山観光公社などの努力により、3度目の挑戦で誘致に至った。


第22回学術会議は、2025年9月に釜山ベクスコで開催され、20ヶ国の産学研の関係者1200人余りが参加し、学術発表、招請講演、展示会などが行われる予定だ。 今回の誘致は、韓国の産学研における炭化ケイ素分野の発展に向けた契機になるものと期待されている。特に釜山市は「SiCパワー半導体**産業クラスター造成事業」の推進に向けて積極的に取り組んでおり、釜山での開催はグローバル競争力の強化と関連産業の育成に拍車をかけるものとみられている。

**パワー半導体(電力半導体):データを保存する働きをする「メモリー半導体」に対し、「パワー半導体」とは電子機器などに必要な電力を各機器に合わせて変換または制御する半導体


問い合わせ:未来エネルギー産業課 051-888-4704