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水営江沿い一帯に文化芸術環境造成事業を本格的にスタート

2016-12-26 273  ヒット
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()釜山ビエンナーレ組織委員会(以下組織委)は、12月から来年4月まで釜山水営区の水営川沿いで「水営江沿い一帯に文化芸術環境造成事業」を始める。

 

ニコラ・シェフェール<LUX 10-Busan>を含め、計6点を水営川沿いに設置

 

「水営江沿い一帯文化芸術環境造成事業」には、韓国・フランス修交130周年記念事業の一環としてフランス政府から委託を受けた世界的なサイバーネティックス(cybernetics) 彫刻の先駆者ニコラ・シェフェール(Nicolas Schöffer、フランス)の作品 <LUX 10-Busan>が選ばれ、1217日に水営江沿いに一番最初に設置されることになった。

  

ハンガリー出身のフランス作家ニコラ・シェフェールは、ビデオアートやサイバーネティックスの父とも呼ばれる。様々なジャンルを扱って芸術でのダイナミズムを追及する作業を行い、ビデオアートや公演芸術とのアレンジを試みるなど、時代を先取りする実験的な活動が認められて来た。

 

 今回の事業で設置される<LUX 10-Busan>は、ニコラ・シェフェールの「LUX」と称する金属造形物シリーズの一つで、高さ14mに達するキネティック(kinetic)だ。様々な大きさの穴が金属を通じて透過されるという作家の作品は、昼には自然光を、夜には人口照明により時々刻々色変わりの様子で、物と空間、空間と時間、光と影の間のダイナミックさをみせてくれる。

 

営区の新たな文化芸術ランドマークとして跳躍

 

今回の事業により来年4月まで計6点の作品が水営江沿いに設置される。組織委はこれまでの釜山ビエンナーレと海の美術祭というイベント開催を超え、釜山市民に有無形の芸術資産を残すことを目標とし、多大浦海水浴場、APECナル公園、アジアッド彫刻公園、乙淑島彫刻公園など、釜山地域の所々に計93点の芸術品を設置し、都市再生に貢献してきた。