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▲NYTの釜山紹介記事
釜山が今年、必ず行くべき世界の名所に選ばれた。アメリカニューヨークタイムズ(NYT)は、今年必ず行くべき世界の名所52ヶ所の一つとして釜山を挙げ、1月5日に「52 Places to Go in 2017」とし、ホームページで公開した。ここで釜山は48番目に紹介されている。特筆すべきは韓国で紹介されたのは釜山が初めてだ。
NYTは釜山について「評価の低い大韓民国の第2都市がデザイン・ホットスポットに生まれ変わった。」と題し、最近釜山が活発に進めている都市再生に注目した。釜山は「映画の都市」としては広く知られているが、都市再生によりデザイン的に独創的な風景を持つ都市に変わったと絶賛し、特に「田浦(チョンポ)カフェ通り」を集中的に取り上げた。
「田浦カフェ通り」は、昔は金物屋や機械工具及び部品を売る店が集まっていて「工具通り」と呼ばれた。釜山の最大の繁華街である西面と隣接しているため、開発の重圧に耐えられなかった工具屋が一つ二つと離れていき、通り全体がスラム化した。工具通りがカフ通りに生まれ変わり活気を取り戻すことができたのは、「釜山型都市再生」により工具屋を取り壊す代わりに若い起業家を中心に、もとの通りの雰囲気を壊さず、個性あるインテリアや差別化されたアイテムを加え、カフェ通りに変わったからだ。
「田浦カフェ通り」に行ってみると、赤いコンテナ風に独特な演出をした店やインテリアに大型水車を利用したカフェ、1960年代の写真から飛び出してきたような店やモダンなカフェなど、約100店舗が並ぶ。NYTは、1920年代に釜山で初めて建てられた総合病院の建物を、芸術空間である「ブラウンハンズ・デザインカフェ」として昨年リモデリングオープンさせ、毎年デザイン祭りなどが開かれているとも紹介している。
NYTが選んだ52ヶ所の名所は、アメリカ内外にある旅行コナーの定期寄稿者から数百か所以上の推薦を受け、編集陣が地理やテーマの多様性などを基準に評価を行った結果から選ばれている。1位はカナダのノーザンネーバー(northern neighbor)、2位はチリのアタカマ砂漠(Atacama Desert)が選ばれた。アジアではインドのアグラ(Agra, India·3位)、日本の大阪(15位)、中国のサンヤ(Sanya)など、9都市が名を連ねた。
ホームページ: http://www.nytimes.com/interactive/2017/travel/places-to-visit.html?_r=0