Haeundae
幻想的なライトアップ「光の四季」
「スカイラインツアー」コースの一部に
釜山港北港を横切る「釜山港大橋」が5月22日、2007年4月の着工から約7年で開通した。これにより七つの海上橋が釜山の東西をつなぐ「海岸循環道路網」が完成した。
釜山港大橋は南(ナム)区と影島(ヨンド)区を結び、延長3.33km、幅18.6?28.7m(片側2?3車線)。鋼合成斜張橋としては韓国最長だ。斜張橋とは主塔から伸びる鋼鉄ケーブルが橋桁を支える橋を指す。釜山港大橋には主塔が二つあり、両主塔間の距離は540m。橋桁は一番高い部分で海面から68mあり、大型旅客船やコンテナ船も安全に橋の下を通過できる。秒速80mの強風や震度7の地震にも耐えられるよう設計されている。
釜山港大橋は新たな観光名所としても注目されている。逆Y字型の主塔の最上部の高さは海面から190m。この主塔に2,076個のLED(発光ダイオード)照明が設置されており、毎夜「光の四季」をテーマに橋をライトアップする。橋上からは龍頭山(ヨンドゥサン)や白楊山(ペギャンサン)、荒嶺山(ファンニョンサン)などの山々のほか、中(チュン)区・東(トン)区・影島区の街並みや、急斜面を縫うように走る「山腹道路」の風景も一望できる。
また、観光名所を巡る「釜山シティーツアーバス」に4月5日新設された「スカイラインツアー」コースの一部に、5月23日から釜山港大橋も加わった。バスは釜山駅を出発し釜山港大橋を経由、五六島(オリュクト)スカイウォークや荒嶺山のろし台跡などに停車する。