Haeundae
6月1日海開き・・・砂浜広くなり施設も一新
海雲台・広安里・松亭・松島、一足早い開場
安全管理にも万全期す・・・水上救助隊運営
釜山に7カ所ある海水浴場のうち4カ所が、6月1日に開場する。本格的な夏の訪れを前にひと足早く開場するのは海雲台(ヘウンデ)・広安里(クァンアルリ)・松亭(ソンジョン)・松島(ソンド)各海水浴場で、9月10日まで運営する。多大浦(タデポ)・日光(イルグァン)・林浪(イムナン)の3カ所は7月1日に開場、8月31日まで運営する。釜山広域市は、一部砂浜の面積を広げたり、トイレや足洗い場、シャワー室などの施設を整備・改善したりし、観光客が快適に過ごせるよう準備した。
海雲台海水浴場では、砂浜復元事業により大量の砂を投入した。これにより砂浜の奥行きは平均72mと昨年の2倍に、面積も6万4千?から12万9,600?と広がった。広安里海水浴場でも、パークホテルから民楽(ミルラク)刺身センター前の間に1,500?の砂を投入し、砂浜の奥行きを20mから35mに広げた。投入されたのは粘土質が少ない上質の砂。また砂浜にアシで作ったパラソル60本を設置、南国風の雰囲気を演出した。さらに無料で利用できるビーチチェア10台を設置、日光浴ゾーンとした。西(ソ)区にある松島海水浴場は、砂浜に15m×20mの子ども用プールを整備したほか、カヤック100台を用意し無料体験教室を毎日開催している。ほかにも釜山市は8月1~7日、海雲台など5カ所の海水浴場で「第19回釜山海祭り」を開催する予定だ。
□海洋レジャー・スポーツ施設、続々オープン
5~7月、海雲台区に複合マリーナ施設3カ所が相次いでオープンする。ヨットや水上オートバイなどマリンレジャーを楽しむチャンスが、これまで以上に増える見込みだ。
冬柏(トンベク)ソムには「ザ・ベイ101」が5月13日オープンした。敷地面積5,441?、延べ床面積7,682?、地下2階・地上2階建て。ヨットやボートなど50隻が停泊できる係留施設や展示場、セミナー室、飲食店などが入っている。7月までに大型ヨット3隻と超高速水上オートバイ3台、水上オートバイ30台、バナナボートなどを導入し、体験型観光事業に乗り出す方針だ(問い合わせ:051-726-8888)。
「センタムマリーナパーク」も6月にオープンする。水営江(スヨンガン)沿いの「ナル公園」脇にあり、係留場(2,925?)や管理センター(427?・地上1階)などの施設が入っている。手漕ぎボートや、浮き具とスクリューをつけた自転車で水上を進む「シャトルバイク」、カヌーなど無動力の海洋レジャー装備8種類を体験できる。シャワー室やコンビニ、飲食店のほか、公演場としても活用できる屋外デッキも備えている(問い合わせ:051-742-8600)。
松亭にある海洋レジャーコントロールハウス「松亭マリーナ」は7月オープン予定。延べ床面積2,847?、地上4階建ての建物に、リゾート型宿泊施設や多目的ホール、レストラン、コンビニなどが入っている。ディンギー(小型ヨット)、スクーバダイビング、ウィンドサーフィン、サーフィン、カヤック、ラフティング、スノーケリング、バナナボートの8種類の装備が利用でき、講習も受けられる(問い合わせ:051-507-3489)。
一方、釜山市は事故防止のため、例年と比べて海水浴場の安全管理に万全を期す構えだ。釜山消防安全本部は9月16日まで、消防隊員174人やボランティア300人などによる「119水上救助隊」を運営するほか、海洋警察も9月10日まで、安全管理要員192人と水上オートバイなど27台を海水浴場に配置する。