Haeundae
特級ホテル建設ラッシュ・・・2016年以降、相次いでオープン
中・低価格ビジネスホテルも15カ所増える予定
2016年から2018年にかけ、釜山に特級ホテル4カ所があらたにオープン予定だ。観光客の増加でホテル業界が続々と投資。市内の特級ホテルは2018年には11カ所に増える予定だ。韓国のリゾート会社「エマーソンパシフィックグループ」が釜山市機張(キジャン)郡の東釜山観光団地内の敷地(7万5,766?)に建設中の「ヒルトン釜山ホテル」と別荘団地「アナンティペントハウス」は、いずれも2016年4月の完成を目指して工事が進んでいる。それぞれ客室数は306室と90室。
2017年にはイギリスの「ザ・ランガム」が広安里(クァンアルリ)海水浴場の近くに1千室規模のホテルをオープンさせる。また、海雲台(ヘウンデ)区の展示コンベンションセンター「BEXCO」横には、日本のセガサミーホールディングスが特級ホテル(約300室)とビジネスホテル(400?500室)を建設。さらにロッテホテルは2018年、海雲台海水浴場に300室規模のホテルをオープンする計画だ。
現在、釜山にある五つ星ホテルは、海雲台の「ウェスティン朝鮮」・「パラダイス」・「グランド」・「ノボテル」・「パークハイアット」と、西面(ソミョン)の「ロッテ」、東莱(トンネ)の「農心(ノンシム)」の合計7カ所。また、新規ホテルのオープンに合わせ、既存のホテルもリニューアルや体験観光プログラムを設けるなどのサービス強化を図っている。
特級ホテルだけでなく、中・低価格のビジネスホテルも増加。今年6月には海雲台海水浴場の近くに141室の「マリアンヌ観光ホテル」がオープンするほか、「東横イン」も来年、510室の海雲台2号店をオープンさせる予定だ。西面や釜山駅エリアにもビジネスホテルが続々と建てられており、2019年までに釜山全域にビジネスホテル約15カ所があらたに誕生する予定だ。
こうしたホテル建設ラッシュの背景には、観光都市および展示・コンベンション都市としての知名度が高まったことで釜山を訪れる観光客が増えていることが挙げられる。
釜山市の関係者は「増え続ける観光客にホテルの客室数が追いついていないのが現状。新しいホテルが完成すれば、客室不足も解消されるだろう」と期待を寄せる。