Haeundae
釜山市-長崎県、友好協力都市に
文化・教育・観光・都市再生などの分野で協力
釜山広域市は3月25日、長崎県と「友好協力都市合意書」を締結した。長崎県は釜山市の7番目の友好協力都市となった。ホ・ナムシク釜山市長と中村法道長崎県知事は同日、長崎市で開かれた締結式で両都市間の文化・観光・教育・経済・都市再生などの分野で互いに協力することで合意した。
釜山市と長崎県はともに「日韓海峡沿岸県市道交流知事会議」の会員自治体として、1992年から観光・水産・環境・青少年交流事業や、行政交流などをしてきた。2011年8月には釜山市立美術館と長崎県美術館が交流協定を締結し、所蔵品の交流展示やこども美術交流、芸術作品の新技術導入などをしている。締結式では、全般で友好協力をしていくことで合意したほか、さらに釜山博物館と長崎歴史文化博物館で友好館協定を結び、両国の文化遺産を広く紹介することにした。具体的には、朝鮮通信使の遺物および所蔵資料の交流展示、研究成果の共有、人的交流の教育プログラム分野での協力強化を図る。
釜山市の関係者は「長崎県と友好協力都市関係となったことを機に、両国間に友好的な雰囲気をもたらす一助となれば」と述べる。
釜山市は現在、長崎県の他に26の姉妹都市、六つの友好協力都市と活発に交流している。