Haeundae
釜山の医療観光、日本人観光客に人気
美容.韓方治療への関心、急増
歯科診療を組み込んだ医療商品も提案
美容.韓方治療を受けるため釜山を訪れる日本人観光客が増えている。昨年、釜山で医療サービスを利用した日本人観光客は1,542人。2009年(259人)と比べると5.9倍も急増している。釜山の医療水準が日本と比較してもさほど劣らず、医療.宿泊費は相対的に安いためとみられる。さらにショッピング.観光インフラが整っていることも背景にある。
釜山には、先端の医療設備と技術、経験を備えた大学病院4カ所や東南圏原子力医学院をはじめ、27カ所の総合病院、約4,500の専門病院.医院がある。このうち、日本.中国.ロシアなどの外国人が利用できる医療機関は257カ所。釜山市は言葉の壁を取り除くため、医療観光の通訳要員421人と外国語での相談が可能な医療コーディネーター254人を養成。各病院に配置し、日本語を含む通訳支援に取り組んでいる。
釜山市は、美容.医療.ショッピングを結びつけた「医療特化通り」も運営している。市は釜山の中心部である西面(ソミョン)エリアに「メディカルストリート」を整備。眼科や歯科、美容整形外科、皮膚美容など約170の医療機関が密集する。近くには百貨店や免税店、ショッピングセンターもあり、診療後にショッピングや観光を楽しむにも便利だ。
広報にも力を入れている。5月1日、釜山鎮(プサンジン)区の西面メディカルストリートで、仮想美容整形など医療体験ができる「第3回西面メディカルストリート祭り」を開く。
また釜山市はあらたに、歯科診療を組み込んだ医療観光商品も展開していく予定だ。日本人観光客にはインプラントと美白をセットにした商品を、ロシア人観光客には歯科診療と心臓疾患.健診を組み合わせた商品など、個人の好みに合わせたサービスを提案する。
*問合せ:釜山圏医療産業協議会(051-461-4275-7)
<資料提供:: ダイナミック釜山 >