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釜山.福岡、水産物の相互直接販売へ
第7回釜山.福岡フォーラムで提案
釜山で水揚げされた水産物を福岡の市場で、福岡でとれた水産物を釜山で購入できるようになる見込みだ。両都市は、今年2月に釜山で開かれた第7回釜山.福岡フォーラムで、漁獲された水産物を互いの魚市場で直接販売する方向で合意した。
釜山.福岡フォーラムは2006年から、釜山と福岡の経済.言論.大学.文化.医療.法曹各部門の代表者が参加し、両都市の協力や発展についての意見を交換し政策に反映させるための会議だ。創立以降「2009釜山.福岡友情の都市」宣言や、都市間の経済協力事務所の設立、釜山.福岡ビジネスCEOフォーラム創設など、多くの成果を上げている。第7回フォーラムにはホ.ナムシク釜山市長や高島宗一郎.福岡市長をはじめ、イ.オノ釜山発展研究院院長や樋口正孝.福岡商工会議所副会頭、久保田勇夫.西日本シティ銀行取締役頭取など、釜山.福岡の代表25人が参加し、さまざまな提案がなされた。
今回のフォーラムでの最大の提案は水産物の相互直販だ。釜山.福岡間の水産物貿易の壁を取り除き、互いの魚市場で水産物を直接販売できるようにしようというもの。都市間の直販が始まれば、漁業従事者はホームページなどで相場を確認し、釜山.福岡どちらでも希望する魚市場での販売が可能になる。
フォーラムでは、両都市の学生交流をより積極的に進めようとの意見も出た。釜山・福岡の大学間コンソーシアムを拡大し、釜山の英語学習村「釜山グローバル.ビレッジ」で両都市の学生が英語教育を受けられるようにしようというもの。
ほかにも △釜山.福岡超広域経済圏の実現を韓国東南圏.九州地域に拡大 △電子商取引の活性化 △ベンチャー企業の交流促進など、多方面にわたる交流を拡大することに決めた。
ホ・ナムシク釜山市長は「釜山.福岡フォーラムは、韓国東南圏と九州を1つにまとめる協力段階へと発展している。釜山.福岡は都市間国際交流のモデルになっている」と述べた。
<資料提供:: ダイナミック釜山 >