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釜山、長い伝統やおいしい食べ物、人情があふれる都市

2013-09-12 842  ヒット
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釜山、長い伝統やおいしい食べ物、人情があふれる都市

[インタビュー]在釜山日本国総領事館・松井貞夫総領事


「釜山は魅力あふれる観光都市です。在任期間中、釜山の名所を全部回ってみようと思っています」。

今年411日に着任した松井貞夫・在釜山日本国総領事(61)はウォーキング愛好者だ。着任後すでに、膝を痛めるほど釜山各地を歩きに歩いている。釜山の魅力を自分の目で見てみたいという思いからだ。

「日本のことを釜山の人たちにPRするだけでなく、釜山の魅力を日本に伝えることも総領事としての大切な役割だと思っています」。

釜山の広報大使になりたいという松井総領事。彼は実は韓国の専門家だ。1975年の外務省入省後、韓国での生活はソウル10年、済州(チェジュ)2年の計12年間。韓国語も流暢だ。そんな松井総領事の目に、釜山はどう映っているのだろうか。

「釜山はソウルや済州とは違った独特の魅力を持つ都市です。いろいろな要素が混在していますね。物流運送・漁業・製造業・観光など、さまざまな産業も共存しています。海雲台(ヘウンデ)・広安里(クァンアルリ)・松島(ソンド)など海水浴場が都心のすぐそばにあるので、いつでも気軽に海に行けますね。また、東莱(トンネ)には温泉があり、金井山(クムジョンサン)や萇山(チャンサン)など美しい山々もあります。山の斜面を縫うように走る「山腹道路」付近には昔の釜山の姿がそのまま残る一方で、センタムやマリンシティは高層ビルがそびえ立つ近代的な姿を見せています。過去と現在が共存し、いろいろな表情を見せる万華鏡のような魅力を持つ都市ですね」。

釜山に着任して4カ月。海水浴場や山腹道路、チャガルチ市場、映画の殿堂、カルメッキル(釜山市選定のウォーキングコース)など、すでに釜山のかなりのエリアを踏破している。着任後間もない頃には「朝鮮通信使?韓日友情ウォーキング大会」にも参加した。あいにくの雨だったが、梁山(ヤンサン)市徳渓(トッケ)洞から釜山市東莱区庁までの25kmを楽しく歩いたとのこと。5月には釜山の文化に触れるため、さまざまな行事に参加した。釜山国際短編映画祭開催中は「映画の殿堂」を、釜山国際演劇祭期間中には釜山文化会館を訪れ、映画や演劇を鑑賞した。松井総領事は、釜山市が日本語新聞『ダイナミック釜山』を発行していることも知っていた。「いつも楽しく読んでいます。ガイドブックにはない最新の情報がたくさん載っていますね。これからも、日本人観光客や留学生・居住者の役に立つ情報をどんどん紹介してください」。

松井総領事は日本国総領事館が釜山市民や在留日本人にとって、より近い存在になることを希望する。「総領事館では平日、図書館や資料室を自由に利用できるので、いつでも来てもらいたい。また釜山市民に日本の文化や日本人のことをよく知ってもらい、民間交流がもっと活発になってほしい」。

在任中、日韓関係がより発展するよう最善を尽くすのが目標。若い世代の認識を改善することが重要だと考え、釜山・慶尚南道(キョンサンナムド)の学生を対象にしたスピーチ大会や、日本のクイズ大会などのイベントを開いて、両国の学生の交流の場を提供していくと言う。そして最後に、日本人観光客に向けてのメッセージも言い添えた。

「釜山を訪れた日本人観光客の多くは、また23度と釜山を訪れます。それだけ釜山には日本人観光客が好む食べ物や文化、見どころが多いということでしょう。釜山の万華鏡のような魅力を是非、感じとってください」。

 

<資料提供::  ダイナミック釜山 >