Haeundae
釜山の春
海・桜・レンギョウ・・・春の香りたっぷりの花街道
水緩み花開く春。韓国南部に位置する釜山では、すでに春の気配が感じられる。釜山地方気象庁によると、3月中旬には釜山各地で桜が開花、同下旬には満開を迎える見込みだ。花便りに誘われ、海雲台(ヘウンデ)のタルマジコゲや南川(ナムチョン)洞の三益(サミック)ビーチアパート、温泉川(オンチョンチョン)、洛東江(ナクトンガン)の川辺などには大勢の市民が訪れ、春を満喫する。3月、釜山の花見の名所を紹介する。
海雲台タルマジコゲ
釜山を代表する花見の名所。道路両側に桜並木が続き、木々の向こうには青い海が広がる。よく晴れた日には遠く対馬が肉眼で見えるほど眺めがよい。道路沿いには「海月亭(ヘウォルジョン)」や「ヘマル」などの展望台、カフェ、レストランなどもあり、のんびりと散策するのにぴったりだ。木製デッキの散策路が整備されているので歩きやすい。
▲行き方:都市鉄道2号線中洞(チュンドン)駅から徒歩10?20分
水営(スヨン)区南川洞の桜並木
広安里(クァンアルリ)海水浴場の近く、南川洞の三益ビーチアパート団地内にある桜並木も花見の名所として有名だ。樹齢30年の立派な桜の木が連なり、満開時には見事な桜のトンネルができる。幻想的な夜桜は、ライトアップされた広安大橋と美しさを競い合うようだ。はらはらと舞い散る桜吹雪もはかなげで、見る人をひきつける。海水浴場のすぐ近くなので、花見と海辺の散歩を同時に楽しめるのも魅力。
▲行き方:都市鉄道2号線金蓮山(クムニョンサン)駅5番出口から広安里海水浴場方面に徒歩10分
二妓台(イギデ)海岸散策路
南(ナム)区龍湖(ヨンホ)洞の二妓台公園には、切り立った絶壁に沿って「二妓台海岸散策路」が整備されている。波の音と磯の香りを感じながら海岸沿いを歩ける名所だ。広く開けた海と、広安大橋やAPECヌリマルハウスなど釜山の名所が一望できる。春には公園の循環道路沿いに桜や菜の花、ツツジが咲き乱れ、花を愛でながらの散歩が楽しめる。色とりどりの花々と青い海が織り成す風景は逸品だ。
▲行き方:都市鉄道2号線慶星大(キョンソンデ)・釜慶大(プギョンデ)駅5番出口→龍湖洞方面行き市内バス乗車→「二妓台入口」下車→二妓台聖堂前を通過し徒歩10分
荒嶺山(ファンニョンサン)循環道路
花見の名所として有名な荒嶺山循環道路は、都心からアクセスが便利なこともあり市民に人気だ。道路両側の桜並木は長い桜のトンネルを作り、満開の桜越しに見える広安大橋と青い海の絶景は実に印象的だ。数ある釜山の桜の名所の中でも、これほど華やかな桜を楽しめる場所はあまりない。荒嶺山のふもとに位置する金蓮山青少年修練院内の天文台や文学館、散策路、藤の小道など、桜以外の見どころも多い。
▲行き方:都市鉄道2号線金蓮山駅6番出口から徒歩20?30分
洛東江土手の桜並木
釜山でもっとも長い桜並木。洛東江沿いの土手約12km区間に散策路が整備され、両側に街路樹として桜が植えられている。いずれもまだ若い木々だが、花見客もそれほど多くないのでのんびりと花見を楽しむには最適だ。洛東江のゆったりとした流れ、広い空、澄んだ空気とともに春の1日を満喫できる。付近に売店などがないため、飲み物や軽食を持参することをお勧めする。近くには大渚(テジョ)生態公園や麥島(メクト)生態公園がある。大渚生態公園には約40万?の菜の花畑があり、4月初旬には菜の花祭りが開かれる。
▲行き方:釜山金海(キメ)軽電鉄登亀(トゥング)駅から徒歩5分
<資料提供:: ダイナミック釜山 >