Haeundae
セガサミー、海雲台に地上39階建の複合観光施設建設
三井商事は釜山新港に物流センター設立など、日本企業の釜山への投資相次ぐ
釜山に投資する日本企業が増えている。セガサミーや三井商事などの大企業が相次いで投資している。
セガサミーは海雲台(ヘウンデ)マリンシティに複合観光施設を造る。釜山広域市は、国際展示場BEXCO前の9,911?の敷地に対する売却適格者として「セガサミー釜山」を選定し、手続きに入っている。世界的なエンターテイメント企業「セガサミーグループ」が出資する「セガサミー釜山」は、2月中に釜山市から1,136億ウォンで土地を買入れ、地上39階・地下7階(延面積14万8,879?)の複合観光施設を建てる計画だ。
この施設には、特級ホテル(300室)やビジネスホテル(470室)、国内初のデジタルテーマパーク「JOY POLIS」、ファッションモール、ヘルス&ビューティー、アウトレット、クリニックなどが入る予定。「セガサミー釜山」は3,915億ウォン(3億5千万ドル)を初期投入して年内に工事を始める計画で、2016年の完工を目指す。
三井商事も釜山に投資する。釜山港に大規模物流センターを建てる予定だ。KOTRA(大韓貿易投資振興公社)によると、三井グループの系列会社「三井倉庫」は今年上半期、釜山新港のウンドン地区で物流センター建設に着工する予定だ。この物流倉庫は日本の生産品をいったん釜山新港に送り、改めて日本の最終消費地域に配送する「釜山プラットホーム」方式で運営されるとみられている。
日本の物流業界では、高い内陸運送費用や東日本大震災の影響でかさんだ費用を抑え、安定性を高められる釜山港プラットホームに対する関心が高まっている。KOTRAはこれまで主に日本の中・小規模コンソーシアムが参与してきた釜山新港に日本の大企業が進出することで、投資が活性化されると見込んでいる。
KOTRAの関係者は「三井倉庫の物流センターは、投資の立地選定に非常に慎重な日本企業が、韓国に対する物流投資を本格的に開始したという点で意味深い。釜山港を拠点とした事業に対する日本企業の投資が今後も続くだろう」と分析する。
ほかにも釜山市は、2014年完成予定の江西(カンソ)区国際産業物流都市1段階2地区に、66万?の日本企業専用産業団地を造成する計画で、日本企業と協議を進めている。