Haeundae
釜山の伝統市場に毎夜「夜市」登場
富平市場.東莱市場、6月から午後7-12時「風物夜市」運営
釜山の伝統市場が毎夜、異色のショッピング.文化体験場に変身する。
釜山広域市は今年6月から、富平(プピョン)カントン市場(中区)と東莱(トンネ)市場(東莱区)で「風物夜市」を運営する。日が暮れると、昼間の一般的な市場がにぎやかな夜市に様変わりし、独特の雰囲気のなか飲食や買い物を楽しめる。これまで釜山の伝統市場はどこも暗くなると店じまいしていたが、夜市の運営によりこの2つの市場は午後12時まで利用できるようになる。
両市場は先ごろ韓国政府から文化観光型市場に指定され、今後3年間、約20億ウォンの事業費が支援されることになった。歴史や文化、観光資源などを結びつけ、地域の特性を生かしたイベントも催される予定だ。夜市の運営は6月以降、毎日午後7時から5時間。
国際市場の近くにある富平カントン市場は、日本の植民地時代以前からあった釜山の代表的な伝統市場の1つだ。朝鮮戦争以降、米軍の進駐に伴って、軍用物資とともに果物や魚などの缶詰が多数、輸入.販売されるようになったことから「カントン(空き缶)市場」という名前がついた。現在は洋酒や衣類、アクセサリー、ファッション雑貨などが販売されている。
都市鉄道4号線寿安(スアン)駅近くにある東莱市場は1973年にオープンした市場で、建物の1.2階(延面積3,305?)に合計350の店舗が入っている。1階には魚介類と食品.食堂コーナーが、2階には衣類.布地.洋品店などが並ぶ。
ホ.ナムシク釜山市長は「常設夜市の開設に合わせて独自の観光コンテンツを作り、釜山の伝統市場を観光客の必須コースにしたい」と話す。
<資料提供:: ダイナミック釜山 >