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韓国初の原子力発電所古里1号機「永久稼動停止」

2015-07-01 719  ヒット
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写真:古里原子力発電所の全景​ 


韓国初の原子力発電所である釜山古里原発1号機の永久稼動停止(廃炉)が確定した。古里1号機の廃炉を政府に対して要求し続けてきた釜山地域の政界や市民の努力が、ついに実を結んだ。古里1号機廃炉をマニフェストに掲げていたソ市長の公約が実現したわけだ。

 

政府(産業通商資源部)は12日、ソウル中区ロッテホテルで「第12次国家エネルギー委員会」を開き、古里原発1号機の永久稼動停止を勧告することを決定した。これを受け、韓国水力原子力(韓水原)は16日理事会を開き、古里1号機を今後寿命延長しないという韓国政府の勧告を受け入れ、20187月まで解体計画書を原子力安全委員会に提出することになった。

 

韓国初の原子力発電所である古里原発1号機は、2017618日を最後に電力生産を終え廃炉となる。韓国内で稼動している原発の永久停止決定を行ったのは、原発稼動開始から37年となる今回が初めてだ。

 

ソ・ビョンス市長は12日午後、市庁舎で記者会見を開き、古里原発1号機の廃炉勧告について、「市民や地域社会と力を合わせて実現したことであり、市民が作った歴史的な産物」であると歓迎の意を表した。ソ市長は、古里1号機廃炉に尽力した政界や市民に感謝の気持ちを伝えるとともに、惜しみない声援を送ってくれた蔚山市民と慶尚南道道民にも感謝すると述べた。

 

ソ市長は、古里原発1号機の廃炉が決まったことを受け、釜山市と蔚山市の相互協力事業として推進してきた「原子力施設解体技術総合研究センター」の誘致に積極的に乗り出すと強調し、古里原発1号機の代替電力の確保に関しては安全性・経済性・そして環境にやさしい新再生エネルギーの生産を拡大させ、これは次世帯エネルギーの開発にも拍車をかけると述べた。