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木村拓哉も訪れた甘川文化村、釜山を代表する観光地に

2012-12-05 983  ヒット
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木村拓哉も訪れた甘川文化村、釜山を代表する観光地に

「地域.伝統文化ブランド」優秀賞...住民参加型の地域再生が好評


木村拓哉主演の映画『HERO』の撮影にも使われた釜山市沙下(サハ)区の「甘川(カムチョン)文化村」が、韓国政府公認の文化ブランドに選ばれた。

甘川文化村は先ごろ、文化体育観光部主管の「2012地域・伝統文化ブランド」の優秀賞を受賞した。文化ブランド選定は、地域の優秀な文化ブランドを発掘、支援するための事業。甘川文化村は、山の急斜面に家々が張り付くように立ち並ぶ地域に、壁画やオブジェなどを配することで美しく生まれ変わったエリア。国内はもちろん海外からも多くの観光客が訪れる観光スポットになっている。地域住民や文化アーティスト、学界、自治体が力を合わせて地域の再生に取り組んだという点が、高く評価された。

甘川文化村は、1950年に勃発した朝鮮戦争当時、各地から押し寄せた避難民が居を構えたことから形成された。当時は多くの避難民が暮らしていたが、急斜面での生活が不便なことから住民は少しずつこの地を離れ、現在のような姿になった。しかし、迷路のように入り組んだ路地や斜面に建つ家々の景観など、昔の姿をそのままに残し文化的な価値を守ってきた。

こうした特長を生かすため、地域住民や自治体などが文化村の造成事業を推進し、今では「都市再生のロールモデル」として脚光を浴びるまでになった。

甘川文化村の家々は、屋根がカラフルに彩られ塀には壁画が描かれるなど、独特なアート空間を演出している。

こうした取り組みの結果、韓国人だけでなく、日本人観光客も年間7万人ほど訪れる「文化ブランド」として海外にも広く知られるようになった。世界各国の若者の文化体験プログラム「ユネスコ国際ワークキャンプ」も2年連続で開かれた。また、地域再生のモデルとして視察するため、ウガンダやタンザニアなどからも公務員らが訪れた。

*問合せ:釜山市創造都市企画課(051-888-8274)


 

<資料提供::  ダイナミック釜山 >