Haeundae
釜山市立美術館は、駐韓ドイツ文化院・ドイツ対外文化国際交流研究所(IFA)との共同主催で、1949年以降のドイツの現代美術作品展「世界への旅:ドイツ現代美術、1949年から現在まで」を、2階大・小展示室で4月30日~7月12日まで開催することを明らかにした。
この展示は、ドイツ対外文化国際交流研究所(IFA : Institut für Auslandsbeziehungen)が企画し、世界を巡回している。ドイツの芸術・メディアテクノロジーセンター(ZKM)、ロシアモスクワ現代美術館を経て、現在は韓国釜山私立美術館、その後はイスラエルでの展示が予定されている。
「世界への旅:ドイツ現代美術、1949年から現在まで」という今回の巡回展示では、1949年以降現在までのドイツの現代美術作家、91人の作品、316点が出品されている。特に、今回の企画者であるマティアス フリゥーゲ(Matthias Flügge)と作家のエルス・ガブリエル、そしてITA所属の展示設置専門家など、5人の展示関係者が自ら作品を設置し、企画にも参加した。
出品作品は、すべてドイツのシュトゥットガルトにあるドイツ現代美術の重要な作品を所蔵しているドイツ対外文化国際交流研究所(IFA)の所蔵品だ。今回の作品は、国際的に高い評価を得たにもかかわらず、ドイツ国内ではよく知られていない作品の根幹を理解し、過去数十年を知的・美的・精神的産物を通して見直す方法を提示することに重点を置いた。
この展示では、1950年代以降のドイツの写真の歴史を垣間見ることができる作品が多数含まれている。東西対立を映し出した写真作品を通じて、東ドイツの写真芸術が当時の中央集権的な芸術システムの中で、いかに独立した視覚芸術であったか確認することができる。
観覧時間は午前10時~夜8時まで、休館日は毎週月曜日(月曜日が公休日の場合、その翌日休館)。観覧無料。詳細は市立美術館のホームページ(http://art.busan.go.kr)へ。