Haeundae
1月26日午後3時、機張郡 鼎冠(チョンガン)面の鼎冠宅地開発地区に建設された鼎冠博物館の開館式典が行われた。今回の開館式には、釜山市のソ・ビョンス市長をはじめ、地域の国会議員、施工社代表、博物館関係者、地域住民など約500人が参加した。
韓国では初めての三国時代の生活歴史博物館で、鼎冠新都市の宅地開発過程で出土した遺物の保存のため、事業施行社である韓国土地住宅公社が建設し、釜山市が寄付採納を受け、運営することになった。建物は2011年7月に着工し、2014年12月に完工した。
鼎冠博物館は、総工費134億ウォンで、機張郡鼎冠面442番地のソドゥバン公園に位置し、2万196㎡の敷地に、延べ面積4,059㎡、地上1階、地下2階規模で建てられた。主な施設としては、常設展示室、企画展示室、収蔵庫、子供体験室、文献情報室、野外展示公園などがある。また、鼎冠新都市造成過程で出土した様々な遺物を展示しており、日常品の展示や村の様子が再現されている。韓国では三国時代の生活歴史専門博物館としては初めて建設されたことになる。
さらに、釜山地域では初めての子供歴史体験室では、三国時代パレード、工房、口演童話、古代の遊び文化などが体験でき、遊びを通じて楽しく歴史を学べる歴史教育スペースとして利用される予定だ。
博物館の裏側にある屋外展示公園では、機張の清江・大羅里遺跡と、古村遺跡から出土した遺構が復元され、当時の民家や作業場、望楼、井戸、高床式倉庫、垣根、神殿などが見られ、三国時代の村の様子を実際に体験することができる。
鼎冠博物館の観覧時間は、午前9時から午後6時まで。毎週月曜日は博物館の整備のために休館。入場無料。また、地域住民に文献情報室や多目的講堂などの博物館関連施設を開放し、博物館学校や文化遺跡踏査などのプログラムも年中運営する予定だ。
※ 鼎冠博物館 代表電話:☎ +82-51-720-6900