Haeundae
釜山市は、12月18日にインド有数のビジネスグループである「TVS Motor」のヴェヌ・スリニバサン(Venu Srinivasan)会長に、「釜山広域市の名誉市民証」を授与した。
「TVS Motor」のヴェヌ・スリニバサン会長は、韓国の全国経済人連合会にあたる、インド産業連盟(CII:Confederation
of Indian Industry)会長を歴任するなど、インド経済界で影響力の強い、インドでも5位の中に入る大手企業のトップだ。特に、在インド(チェンナイ)韓国名誉総領事を歴任するなど、韓国への愛が深い人物だ。
スリニバサン会長がTVS Motorの本社があるチェンナイは、インドの自動車の40%が生産され、インドで生産された自動車の60%の輸出を担当するインド自動車産業のメッカとして位置づけられている町だ。チェンナイには、現代自動車・ロッテ製菓・サムスン電子および自動車部品メーカーをメインとして、韓国企業約150社が進出している。釜山出身の企業としては、従業人約1200人規模の自動車部品メーカーであるソンウハイテクが進出している。
韓国とインド両国は、昨年の韓国-インド40周年をきっかけに、今年初に韓国のパク・クネ大統領がインドを訪問(1.15.~1.18.)し、CEPA(包括的経済連携協定)の改正および経済協力の拡大に合意するなど、関係が深まりつつある。
釜山市は、今回のヴェヌ・スリニバサン会長への釜山名誉市民証の授与をきっかけに、チェンナイへの企業進出の拡大および投資誘致に拍車をかける予定だ。