Haeundae
- 釜山市 市内5ヶ所の都市公園のピネン、ケムペン、リモネン、ボルニルアセテートなどのフィトンチッド調査
- 二妓台、太宗台、大新公園で相当量のフィトンチッド検出、健康にいい森林浴場提供
釜山市保健環境研究院は、今年5月〜6月、都心に近くてアクセスもよく、緑地空間が多いことから釜山市民がよく訪れる都心公園5ヶ所(金剛公園、大川公園、二妓台公園、太宗台、大新公園)を対象とし、植物の生理活性物質であるフィトンチッドなどの放出量調査を実施{した結果、フィトンチッド成分であるピネン、ケムペン、リモネン、ボルニルアセテートなどが公園内で182〜825 pptv検出されたことを明らかにした。
これは、他地域の自然休養林などの森林で検出された濃度(自然休養林161.5〜5,578.7 pptv、ソウル都市公園及び散策路ND〜889.8 pptv)と類似、または一部高い濃度を示している。
今回の調査は、対象公園別に、市民が頻繁に利用する散策路のベンチ周辺など2〜3ヶ所と散策路区間を対象に調査を実施{し、その結果、フィトンチッド成分の平均濃度は、金剛公園317、大川公園182、二妓台825、大新公園663、太宗台784 pptvが検出された。
以上のように二妓台、太宗台、大新公園で500 pptv以上の高濃度の分布を示しており、中でも二妓台海岸散策路区間は1,110 pptvで、今回の調査地点の中で最も高い数値を示した。
保健環境研究院の関係者は「大部分の散策路の区間平均濃度値が地点平均濃度値に比べて高く、公園内を散歩した方が、一ヶ所にとどまっているよりも、効果的な森林浴ができる」と述べた。
釜山市は、今年下半期(8月〜9月)に同じ5ヶ所の公園を対象としてフィトンチッド調査を再度実施{する予定であり、今年末には釜山市の関連ホームページ等に掲載し、市民に健康情報として公開する予定である。