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北九州の宮崎五月さん、釜山市名誉市民に
中国で20年間収集した遺物198点を寄贈
約20年かけて収集した「文房四宝」198点を釜山広域市に寄贈した宮崎五月さんに、釜山市から名誉市民の称号が贈られた。「文房四宝」とは中国で文人が書斎で使用する文具のうちもっとも重要とされる紙.筆.墨.硯を指す。
釜山市は10月17日、福岡県北九州市在住の宮崎さんを市庁に招き、名誉市民証授与式を開いた。
宮崎さんは「日本は過去、韓国に対し多くの罪を犯したにもかかわず、政府が反省の態度を示していないことを、日本の一国民として謝罪したいと思った。この寄贈が、日本にいる良心ある知識人たちが行動を起こすきっかけになればと思う」とし、約20年間、中国で医療奉仕活動を行うかたわら収集してきた遺物296点の寄贈を8月9日、釜山市に申し出た。これを受け釜山市は9月9日、「文房四宝」中の硯.墨.筆と落款印の総198点を寄贈品として受領した。
釜山市は宮崎五月さんの意思と文化財確保に寄与した功を称え、名誉市民証を授与した。釜山博物館は寄贈品の一部を11月10日まで「寄贈遺物室」に展示し一般公開した。
<資料提供:: ダイナミック釜山 >