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釜山-北九州-上海、自動車生産クラスターを構成

2006-03-08 859  ヒット
内容
釜山と日本の北九州、中国の上海の3カ都市の自動車部品メーカーを連携する北東アジア自動車生産クラスターが動き始めた。このようなクラスター造成は、自動車部品産業の発展に向けた課題として、これまで学界などから持続的に提起されてきたものの、部品メーカーの参加不足でこれといった進捗はなかった。 北東アジア自動車生産クラスターは、最近、全世界の完成車メーカーが「グローバルソーシング(部品と素材の現地調達)」を拡大するにつれ、釜山を始めとする日本の部品メーカーの生存戦略として浮上し、注目を浴びている。 7日、釜山自動車部品技術支援センターと釜山自動車部品メーカーは今月9日に、日本の福岡県北九州市の国際会議場で開かれる「第一回日・中・韓自動車産業シンポジウム」に参加することを明らかにした。 支援センターは「今回のシンポジウムは、釜山圏200万台、北九州圏120万台、上海圏200万台以上で、年間600万台の完成車生産能力を備えた世界最大規模の自動車クラスターの造成に向けた踏み台になる」と付け加えた。 日本自動車部品工業会と韓国自動車工業協同組合などが後援する今回のシンポジウムには、(株)イウォンソルテックなどの釜山自動車部品メーカーを始め、釜山市とKOTRA関係者など、韓国側20人余りと、北九州自動車部品メーカーの関係者など、日本側350人余り、上海「ビック5」メーカーのーカ所である第一汽車の関係者など、中国側から6人が参加する予定である。 釜山自動車部品技術支援センターのキム・チョルユン事務局長は、「釜山と北九州の自動車部品メーカーが最新の情報を交流するだけでなく、今後提起される相互の投資問題、国際部品調達の拡大策などを集中的に議論する」とし、「世界3大自動車生産国として急成長した中国・上海の参加策も模索する予定」だと述べた。 北東アジアの自動車生産クラスターに積極的な姿勢を示しているのは、釜山と北九州である。釜山の自動車部品メーカーは、ルノーサムスン自動車以外にも、現代(ヒョンデ)自動車、GM大宇(デウ)などのメジャーな完成車メーカーが隣接しているものの、韓国国内の納品が限界に達した上、グローバルソーシングの普遍化によって新しい販売ルートの模索が急がれている。 トヨタと日産の生産工場が隣接しており、日本国内の第3大自動車生産拠点として浮上した北九州の事情も同様である。 (株)イウォンソルテックのチェ・ボンヨン代表は「韓国国内の特定企業に限られている釜山の部品メーカーが、販売ルートを広げるだけでなくて先進国である日本の部品メーカーのグローバル・スタンダード技術を共有できる糸口になる」と期待感を示した。 一方で釜山自動車部品技術支援センターは、今年4月に行われる「2006 釜山国際モーターショー」の行事の一つである「日・中・韓の国際技術セミナー」でも、北東アジアのクラスター問題を集中的に取り上げることにした。 これを通じて、今年の上半期中に釜山と北九州間の自動車部品の業種別相談会や学習会を組織して、国際協同研究や技術開発を進める方針である。