Haeundae
商品とお楽しみが満載...外せない定番コース
釜山の伝統市場が新たな魅力で観光客の注目を集めている。富平(プピョン)カントン市場は10月29日から「夜市」の運営を始めた。その近くのチャガルチ市場は新鮮な海の幸を楽しめる場所として、国際市場はおみやげや衣類を手ごろな値段で買える場所としていずれも人気だ。また今年、開場100周年を迎えた釜山鎮(プサンジン)市場は反物や衣類を安く買えることで有名。釜山観光の必須コース、伝統市場を紹介する。
* 全国初の常設夜市「富平カントン市場」
10月29日、釜山市中(チュン)区の富平カントン市場内に開場した「夜市」は、釜山の新たなショッピング.観光名所として脚光を浴びている。ここは韓国初の常設夜市で、香港の「テンプルストリート.ナイトマーケット」や「レディース.マーケット」、台湾の「士林夜市」などをモデルとしている。
富平カントン市場の夜市は約110mの通りに33台の屋台が並んでいる。販売品目は釜山の郷土料理(屋台11台)や中国やインドネシア.フィリピン.日本など外国の食べ物(6台)、衣類.アクセサリー(16台)など。
一番人気は釜山の郷土料理。釜山名物の「シアッホットック」(餅米粉で作った生地を油でカリッと焼いたもので、中にナッツ類や黒蜜が入っている)をはじめ、「釜山ヘムルパン」(餡に海産物が練りこまれたまんじゅう)、ぜんざいやユブチョンゴル(春雨などを詰めた油揚げをダシで煮込んだ料理)などがずらりと並ぶ。特に「シアッホットック」は日本人観光客に人気で、行列ができるほどだ。
夜市で有名な東南アジア各国出身で、結婚後、釜山で暮らす女性たちが腕を振るう現地の料理も人気だ。フィリピンの「バナナキュー」.「カモテキュー」(バナナ.サツマイモを素揚げし砂糖をまぶしたもの)、インドネシアの焼きそば「ミーゴレン」、焼き鳥「サテ.アヤム」、ベトナム式揚げ春巻き「チャジョ」などの屋台にも人だかりができる。
食べ物の屋台に交じって、釜山のアーティストの創作集団「トタトガ」が作品を売る屋台や、靴.ハンドバッグ.靴下.化粧品の屋台もある。伝統的な飴菓子「シルタレ」の屋台前では大勢の人が足を止め、飴を糸のように細く伸ばす技に見入ったり味見をしたりとにぎわう。夜市の運営時間は毎日午後6時-午前0時。
* 行き方:都市鉄道1号線チャガルチ駅または南浦(ナンポ)駅から徒歩10-15分
*婚礼.反物の特化市場「釜山鎮市場」
今年で開場100周年を迎えた釜山鎮市場は、釜山を代表する伝統市場だ。ソウルの東大門(トンデムン)市場、大邱(テグ)の西門(ソムン)市場と並び、韓国3大婚礼.反物専門卸売市場として知られる。1913年に開場し、1970年10月に現在の建物が建てられた。建物は地下2階、地上3階、述べ面積29,239?で、韓服(伝統衣装)や反物、布団、食器などの婚礼用品や、衣類、アクセサリーなどを販売する約1,350の店舗が入っている。そのうち約半分の600店が婚礼.反物を扱う店だ。
地下1階には布団や布団綿、食器、手芸用品、木綿生地、靴、ペベク(婚礼の前に新郎が新婦に贈る反物)、漆器などを売る店が所狭しと並んでいる。1階は韓服用の反物やその他反物を売る店がフロアーの半分以上を占める。2階は洋服、子供服、パジャマ、運動服、ランジェリー、かばん、ベルト、財布、帽子、靴下など。衣類から雑貨までここで揃わないものはない。3階はオーダーメイドの洋服売場として有名だ。最高級の生地を使って好みのデザインの洋服をあつらえることができる。
* 行き方:都市鉄道1号線凡一(ポミル)駅から徒歩5分
*新鮮な海の幸を心ゆくまで「チャガルチ市場」
韓国最大の魚介類専門市場。釜山市民の生活像を垣間見ることができる市場で、観光客が必ずと言っていいほど訪れる場所だ。新鮮な刺身や海産物を手ごろな値段で堪能できる。2006年に、カモメをデザインした現在の建物に生まれ変わった。敷地面積は4,841?、売り場面積は3,577?にのぼる。魚介類市場や刺身店をはじめ、ウェディングホールやシーフードレストラン、文化展示空間、複合ショッピングモールが入っている。
* 行き方:都市鉄道1号線チャガルチ駅から徒歩1-2分
*釜山最大の卸売.小売市場「国際市場」
釜山の代表的な伝統市場。1950年の朝鮮戦争勃発後、全国から避難民が押し寄せ、さまざまな品物を売り始めたことで自然発生的に形成された市場だ。650の業種、1,500以上の店舗が迷路のような通路に立ち並んでいる。主に、機械工具や電子製品、衣類などを扱う卸売.小売市場だ。入り組んだ通路の奥でひっそりと営業するおいしい店を発掘するのも、国際市場ならではの楽しみの1つだ。
* 行き方:都市鉄道1号線チャガルチ駅から徒歩10分
<資料提供:: ダイナミック釜山 >