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釜山博物館 2011年 特別企画展 吉祥-念願成就を願う

2011-07-12 1105  ヒット
内容

釜山博物館 2011年 特別企画展  吉祥-念願成就を願う

提供部署 : 釜山博物館 展示チーム
担当 : ジョン スヒィ
電話番号: 051-610-7141

 
釜山博物館は来る7月12日から8月21日までの44日間 企画展示室にて2011年特別企画展《吉祥-念願成就を願う》を開催する。この度の展示は朝鮮後期の各種器物と絵画に現れている福を祈る意味の吉祥を集中的に照明した。 展示物としては 釜山博物館所蔵の白磁透刻佛手柑文筆箱と宣祖の女婿である尹得薪(ユンドウッシン)が描いた水禽図等の15点を始め, 全国の国・公立博物館及び大学博物館など18ヵ所から吉祥的な絵画や紋様を網羅し、その中でも作品性が優れた135点を厳選して構成した。この展示の特徴は全国の博物館に散在している吉祥を表徴する絵画や紋様の代表作を一堂に集めて比較出来るようにした事と吉祥の象徴的意味を容易く理解出来る様に系統化?分類化した物である。

展示構成は大きく吉祥を表徴する文化が特定な意味を持つようになった由来に因って <自然を象る >, <所望の呪文を唱える>, < 故事を盛り込む>, <文字を加える>と言う四つの主題に別けて構成した。

第1場 <自然を象る>では葡萄、石榴,牡丹、鶏頭、鶏などの自然界の動植物等を装飾した絵, 筆箱, 文房具, 装飾具等の生活空間にある数々の器物を展示した。大きく別けて草、虫、鳥類と十長生に分類し、各素材に含まれた多様な象徴的意味を理解出来るようにした。長い年月に亘って自然界における動植物の生態と属性を観察し、これ等を自分自身と同一視して自己の所信を表徴しようとし、これを通して「子孫繁昌」、「安楽」、「豊穣」、「長寿」のような生存の為の原初的欲求を表した物である。

第2場 <所望の呪文を唱える>では同音?感作画法〓良い文句を予め定めて、 これを中国語発音と類似した素材に替えて画面を構成する方法で描かれた「二匹の犬と蘆〔二甲伝蘆〕」, 「一羽の白鷺と蓮 〔一鷺?菓〕」, 「蘆と雁〔?雁〕」, 「猫とかささぎ 〔猫鵲〕」などの絵を展示した。この様な絵画は似た物は似た物を発想させるという原理を基にした一種の模倣呪術行為で, 所望が含まれた文句を同音異字の邪術に模倣して描き、傍らに置いて呪文の様に暗誦し、暮らしの念願が叶えられるようにと祈願した物である。

  第3場 <故事を盛り込む>には朝鮮後期 中国との活発な交流を通して流入した中国の多様な故事や伝説を描いた<瑤池宴図>, <魚変成龍図>, <郭汾陽 行楽図>などを展示した。これは故事の内容を象徴化した場面を描き自己の暮らしも物語の主人公の様に幸福であるように念願したものである。
 
第4場は <文字を加える>では (壽), (福), (康), (寧), (萬壽), (無疆), (富貴), (多男子), (?)等の図案化した文字を表現した<寿福文字図>,<百寿百福図> などを展示した。これは人生の願望を具体的に現したもので、往時住民の人生に対する強力な念願を窺うことが出来る。
 
特別に今度の展示には国宝級遺物の国立中央博物館所蔵の「白磁陽刻葡萄紋 筆筒」と「白磁青華銅採長生紋壺」, 「沈師正筆 花卉草虫図」を始めに、 ソウル歴史博物館所蔵 ソウル特別市 有形文化財 第272号「白磁青華七宝寿福紋壺」, リウム博物館所蔵の十長生図と双璧を成す京畿大学校博物館所蔵の「十長生図10曲屏風」, 京畿道博物館所蔵 「 瑤池宴図 」などの吉祥的意味が含まれている朝鮮後期の遺物が展示されている。
開幕式は来る7月11日(月) 午後4時、釜山博物館の企画展示館入口にて行われ、開幕式に先立ち午後1時50分から3時20分まで大講堂で特別招請講演会, 3時30分から3時50分まで企画展示室入口では韓国伝統舞踊劇 <孟進士宅 慶事>公演が開催される予定である。

国立中央博物館 所蔵 <白磁陽刻葡萄紋 筆筒 >
1

ソウル歴史博物館 所蔵  <白磁青華七宝寿福紋 壺 >
2

国立中央博物館 所蔵 <白磁青華銅採長生紋 壺>

京畿道博物館 所蔵 <十長生図 10曲屏風 >
4

京畿道博物館 所蔵 <瑤池宴図>




<Silver日本語通翻訳奉仕会 翻訳>