Haeundae
□ 釜山市(市長:田載秀(チョン・ジェス))は、2026年7月20日午前9時、BEXCO第1展示場でハーリドユネスコ事務局長と会談し、世界遺産分野における協力拡大や国際交流の拡大方策について協議したと発表した。
○ 今回の会談は、第48回ユネスコ世界遺産委員会の釜山開催を契機として行われたもので、釜山の世界遺産登録に向けた基盤強化と、世界遺産分野における協力拡大に向けた実質的な議論を中心に進められた。
○ ユネスコは、教育・科学・文化分野における国際協力を通じて世界平和と人類共同の発展を目指す国連(UN)専門機関であり、世界遺産の登録と保全を所管している。
□ チョン市長は会談で、世界遺産委員会の開催都市として釜山を訪問したことへの謝意を伝えるとともに、今後の釜山とユネスコとの交流拡大策を提案した。
○ まず、世界遺産委員会の開催を契機とした後続事業として、戦争・災害・気候危機・デジタル遺産管理など世界共通の課題を議論する国際協力プラットフォーム「釜山グローバル・ヘリテージ・フォーラム」を定例開催する構想を提案した。
○ また、デジタル技術を活用した世界遺産の保存・管理や開発途上国の能力強化を支援する国際協力拠点として、「ユネスコ・カテゴリー2センター(Category 2 Centres:C2C)」の設立について共同で検討することを提案した。
○ また、市は「朝鮮戦争期の避難首都・釜山遺産」の価値を国際社会と共有するとともに、2030年の世界遺産登録に向けた基盤を強化していく考えを示した。
□ ハーリド・エル=アナーニ ユネスコ事務局長は、今回の世界遺産委員会の開催を契機に、釜山との協力強化への期待を示した。
○ 特に、デジタル技術や海洋技術など釜山が有する先進技術と遺産保存のノウハウを国際社会と共有し、世界の遺産保護をリードしていくことへの期待を表明した。
○ また、ユネスコ世界遺産暫定一覧表に登録されている「朝鮮戦争期の避難首都・釜山遺産」が、2030年の正式登録に向けて順調に進展することを心より願うと述べた。
□ 市は、今回の協力協議が世界遺産登録基盤の強化はもとより、釜山の国際的な認知度向上と国際交流の活性化にも寄与するものと期待している。
□ なお、この日の会談にはナーイフ・アル=ファイズ ユネスコ文化担当事務局長補も同席し、市は両氏に釜山のおもてなしの心を込め、ハングルの名前を刻んだ印章を記念品として贈呈し、ハングルの美しさと今後も続く協力と信頼への期待を伝えた。
□ これに対し、ハーリド事務局長は、「温かいおもてなしに感謝します。避難首都としての歴史を礎に、今日の海洋都市へと発展した釜山に深い感銘を受けました」と応えた。
□ 田載秀(チョン・ジェス)市長は、「釜山は今回の世界遺産委員会の開催を契機に、ユネスコと緊密に協力する信頼されるパートナーを目指してまいります」と述べ、「避難首都遺産の世界遺産登録はもとより、釜山が名実ともに国際文化遺産ハブとして確固たる地位を築けるよう、ユネスコの継続的なご関心とご協力をお願いいたします」と語った。