Haeundae
□釜山市立美術館(以下、美術館)は、デジタルメディアフェスティバル「ループラボ釜山(Loop Lab Busan)」を、市内26カ所の文化機関および公共空間で同時に開催すると発表した。
○ループラボ釜山(Loop Lab Busan)」は、時間、イメージを媒介とする国際デジタルメディアアートプラットフォーム。共同体の水平的な連帯を実験するアジア初のオルタナティブなイベントである。
○スペインの「ループ・バルセロナ」をモデルに企画された今回のイベントは、▲『デジタルサブカルチャー』 ▲『ムービング・オン・アジア』 ▲『BMA未来美術館フォーラム』 ▲『ループラボ釜山アートフェア』 ▲参加機関連携展示などで構成されている。
開幕式は4月26日午後6時より美術館野外彫刻公園で開催され、朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長をはじめ、▲展示参加作家 ▲海外ギャラリー ▲後援会関係者 ▲文化界の主要人物など約500人が出席する予定だ。
□また、同時に「デジタルサブカルチャー(Digital Subculture)」展も開催される。デジタル技術の発展によって現実と仮想、現代美術と大衆文化、創作と消費の境界がいかに曖昧になっているかを実験的に紹介する内容で、6月29日まで美術館の野外彫刻公園や金海空港など連携機関にて展示が行われる。
○「デジタルサブカルチャー」展には28カ国から45人のデジタルクリエイターが参加する。デジタルネイティブ世代が主導する新たな創作の流れや、生産と消費の境界が曖昧になった現代の創作環境を反映した展示となる。
○今回の展示では、現代美術作家のみならず、10万人から100万人以上のフォロワーを持つデジタルクリエイターの作品も紹介。従来の展示空間を離れ、野外彫刻公園に設置されたLEDスクリーンを使って作品を発表するなど、デジタルメディアアートの新たな表現形式に挑戦している。
○さらに、単なる技術応用にとどまらず、デジタル時代における美的感覚の変化や、芸術の公共的実践についても新たな問いを投げかける。
□また、▲ドモホン(図謀軒)▲映画の殿堂 ▲釜山博物館 ▲釜山文化会館 などの公共機関、▲カリンギャラリー(ワエル・シャウキー、ムン・ギョンウォン、チョン・ジュノ)▲F1963(トニー・オースラー)▲海雲台プラットフォーム(アルド・タンベリーニ)▲国際ギャラリー(チョン・ヨンドゥ)など釜山市内26カ所が連携し、デジタルメディアアートを通じた水平的なネットワークづくりに取り組む。
□さらに、A-Fluctionが主催する「ループラボ釜山」アートフェアには、スペイン・ループバルセロナに参加経験のある国内外の有力なギャラリー25社が参加。4月26日までグランド朝鮮釜山ホテルで開催される。
○アートフェアには、▲ドイツ美術界を代表するエスター・シッパー・ギャラリー ▲フランス・パリのギャラリー・バオ ▲ポルトガルのドゥアルト・セケイラ など、世界を代表する画廊が名を連ねる。
□展示の詳細については、美術館ホームページ(art.busan.go.kr)または美術館学芸研究室(☎051-740-4268)に問い合わせのこと。
《デジタルサブカルチャー(Digital Subculture)》展「誰もが創造者」
○ 展示期間:2025年4月15日(火)~ 6月29日(日)10:00-20:00
○ 展示会場:市立美術館・野外庭園
○ 観覧時間: 午前10時~午後8時
○ 入場料:無料
○ お問い合わせ: (051)740-4268
○ ウェブサイト: https://art.busan.go.kr/