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釜山市、釜山国際金融センター63階に外国金融企業6社を誘致

2021-01-08 559  ヒット
内容

D(Decacorn)-Space BIFC 


市は釜山国際金融センター(BIFC)63階のスペース(釜山市 D(Decacorn※)-Space BIFC、以下D-Space BIFC)に、優先入居対象として香港のBMI GROUP Limitedなどの6社を誘致したと発表した。


※デカコーン(Decacorn):企業価値が100億ドル以上の企業

「D-Space BIFC」は、釜山市がアジアの金融ハブとして飛躍するために設けられたスペースだ。市は香港の金融ハブの位置づけの変化に対応して、釜山国際金融センター63階に外資系金融機関専用の事務スペースを確保し、今回力量のある外資系金融機関6社を誘致することにより、本格的に「アジアの金融ハブ」への都市育成に取り組むこととなった。


釜山市は今年6月、グローバル金融機関をターゲットに誘致戦略をいち早く樹立し、新型コロナウイルスで世界の空路が閉ざされた困難な状況の中でも、グローバル経済メディアを通じた広報、オンライン投資説明会、現地ネットワークを適切に活用した。


その結果、多くの企業から事前意向書が寄せられ、今年10月に釜山国際金融センター63階に入居する外国金融機関等の公募が行われたが、5ヶ国・8社が入居を申し込んだ。これらの企業に対し、11月に1次の書類審査と2次のプレゼンテーション審査を経て、不適格1社、保留1社を除いた6社を優先入居対象に選定した。


主な評価基準は、▲釜山の金融との協業及び成長性、▲釜山の金融の強みであるフィンテックやブロックチェーンなど第4次産業革命時代の未来金融分野とのシナジー効果が大きい企業、▲釜山の金融インフラとシナジー効果を極大化できる企業などであった。


優先入居対象企業に選ばれた企業は4ヶ国・6社で、▲香港のBMI GROUP Limited、GBR Capital Limited、Winsome Group▲アメリカ系の(株)韓国シティ銀行▲インドネシアのフォビ・インドネシア▲イスラエル系の(株)ヨズマグループコリアなどだ。

「D-Space BIFC」に入居する外国金融機関等は、1人当たり10㎡前後のスペースを3年間無償で使用することができ、事業遂行評価を通じて最長25年まで延長することができる。管理費やインテリア費用などは自己負担だ。


また釜山市は、進出企業の釜山へのソフトランディングが成功するようにビジネス支援、通訳、定住のためのコンサルティングなどのワンストップのサポートを通じて通常3年以上かかる初期定着の問題点を解消し、事業モデルの発掘も積極的に援助する。今後さらに多くの外国金融機関を釜山へ誘致できるよう、様々なコンテンツの開発や行政支援も惜しまない計画だ。


これらを通じて各企業が釜山に定着し、本格的なビジネス活動を展開した場合、来年着工・2025年完工予定の釜山国際金融センターの第3スペースで、規模を拡大してより多様な金融ビジネス事業モデルが作られるものと予想される。


市は今回選ばれた6社を中心に、釜山のグローバル金融産業のエコシステムがさらに強固になり、フィンテックをはじめとするデジタル金融企業との協業環境づくりや、地域中小企業の投資、海外進出機会の拡大等につながり、釜山がアジア第1の金融ハブに跳躍できる土台が強化されるものと期待している。


お問い合わせ:サービス金融課 888-4882