応接室
韓国戦争当時、釜山の臨時大統領官邸は、実質的に韓国の政治の最終決定や対外的な外交業務が行われていた場所です。ここでは副大統領や長官、将軍など主要な公職者の任命も行われていました。また、国政に関する報告を受けたり、大統領が直接指示を出したりするなど、国家運営の中枢として機能していました。
臨時首都記念館 1階の案内図
応接室
書斎
内室
居間(模型展示室)
食堂
台所
浴室
調理師室(思考の部屋)
警備室(証言の部屋)
トイレ
臨時首都時代の大統領官邸(釜山景武台)は、李承晩(イ・スンマン)大統領夫妻と秘書が実際に生活しながら執務を行い、主要な国賓を迎えていた場所です。臨時首都記念館では、この官邸が使われていた当時の間取りや雰囲気を忠実に再現することに力を入れています。
1階には、応接室、書斎、内室、居間、食堂、台所、証言の部屋、思考の部屋など、計8つの部屋が設けられており、臨時首都時代のさまざまな生活空間が再現されています。
応接室
韓国戦争当時、釜山の臨時大統領官邸は、実質的に韓国の政治の最終決定や対外的な外交業務が行われていた場所です。ここでは副大統領や長官、将軍など主要な公職者の任命も行われていました。また、国政に関する報告を受けたり、大統領が直接指示を出したりするなど、国家運営の中枢として機能していました。
書斎
応接室に隣接する小さな部屋は、さまざまな書籍や業務の参考資料が置かれていた書斎です。戦時中、李承晩(イ・スンマン)大統領は多忙な公務の合間、この書斎で休憩や食事をとるなど、ほとんどの時間をここで過ごしていたと言われています。
内室
李承晩(イ・スンマン)大統領夫妻が休息や就寝に使っていた部屋です。ここには、李承晩大統領とフランチェスカ夫人の韓服が展示されています。また、チャゲジャン(螺鈿細工のたんす)や、上部が扉になっているバンダジ(箱型家具)、その他の箱など、当時の内室を彩った生活家具も並んでいます。
居間
居間は、李承晩(イ・スンマン)大統領の家族や景武台で働いていた人たちが集まる場所でした。この部屋には、避難時の政治活動や、避難民の生活・教育・市場の様子などを再現したミニチュアが展示されています。
食堂と台所
食堂は、李承晩(イ・スンマン)大統領の家族や官邸の職員が食事をする場所でした。台所ではご飯を炊き、おかずを調理していました。展示室には、食器棚や食卓、飾り棚、食器類など、当時の食事風景を感じさせる小物が並んでいます。
証言の部屋
証言の部屋は、もともと警備室として使われていた場所です。現在は、韓国戦争の悲惨な実態を伝えるため、特攻隊員として戦争に参加したイ・ジョンスク氏の証言を聞くことができる部屋としてリニューアルされています。
思考の部屋
思考の部屋は、もともと調理師が住んでいた空間を改装したものです。現在は、韓国戦争や李承晩(イ・スンマン)大統領に関する書籍を展示し、当時の状況を振り返ることができる部屋となっています。