スターシェフたちがドモホンで「美食都市 釜山」を発信!
ミシュランガイドに名を連ねる釜山地域の料理人らが「グローバル美食都市 釜山」を実現するため尽力する
釜山市は、4月28日 水営(スヨン、수영)区にある複合文化空間「ドモホン(도모헌)」で「ガストロ ドモ:釜山の未来2025 (Gastro Domo : FUTURE OF BUSAN 2025)」を開催した。
このイベントは、美食界で影響力のあるスターシェフたちと共に釜山の美食観光の発展に向けた出発点となるカンファレンスだ。今年、ミシュラン3つ星を獲得したMinglesのオーナーシェフのカン・ミング(강민구)氏、Netflixのドキュメンタリーシリーズ「シェフのテーブル」に出演し、韓国の精進料理を披露した尼僧チョン・クワン(정관)氏、2019年ワールドバリスタチャンピオンシップの優勝者であるコーヒー専門店モモスで代表を務めるチョン・ジュヨン(전주연)氏などが出席し会場に華を添えた。
今年のミシュランガイドに選定された釜山地域のレストランのシェフたちも招待され、Palate・Fiotto・森(もり)など1つ星レストラン3軒、ビブグルマン17軒、セレクテッド28軒のシェフが参加した。
このイベントは3部構成で、第1部は、コックコートを着た釜山市長の歓迎の挨拶と共に2025年ミシュランプラーク(銘板)の授与式が行われ、続く第2部では、シェフたちの美食カンファレンスが開かれた。
最初のセッションは、Minglesのシェフ、カン・ミング氏がビッグデータの専門家であり評論家の ソン・ギリョン(송길영)氏と共にソウルの事例を通じた釜山美食産業の発展のための構想について対談を行った。2番目のセッションでは、Palateのシェフ、キム・ジェフン(김재훈)氏とFiottoのシェフ、キム・ジヘ(김지혜)氏が釜山のシェフの役割や釜山の食材の再評価についての話に花を咲かせた。第3部は、ワインと5つのバーベキューコースの晩餐会が開かれた。
この日のイベントで釜山市は、「グローバル美食都市 釜山」を実現させることを宣言した。世界的に認められる美食都市として生まれ変わるべく行政・政策をはじめとする全面的な支援を今後、惜しみなく行っていく予定だ。さらに釜山地域のシェフたちが世界という大舞台で活躍できるよう、レストランインフラ・美食に関する人材育成・国際ネットワークの拡充など実効性のある政策を推進していく計画だ。