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釜山駅を降りた観光客が必ず立ち寄る店は?

人気は「プルベッ」「豚肉クッパ」「餃子」 


釜山広域市の玄関口・釜山駅は毎年1000万人以上が利用し、2020年には年間利用者数が約1260万人で、韓国全土の駅の中でも四番目に多い。釜山駅から韓国全域に移動可能で、釜山港や北港にも近い。2030国際博覧会が釜山の北港に誘致された場合、電車だけで簡単に展示場まで行くことができる。


釜山駅や釜山港、北港がある釜山市東区は人気の飲食店が多い。今月の「釜山の味」では釜山の人はもちろん、他地域からの訪問者が多く訪れる東区の人気店を紹介する。昨年1年間(2022年10月~2023年9月)、東区エリアのナビゲーション検索データを分析し、最も検索数の多かった場所をピックアップ。その中でチェーン店や百貨店に入店している店は除いた、地域の人気店だけを選んだ。代表格として、プルコギが人気メニューの「草梁(チョリャン)プルベッ」が総検索回数1万3318回で1位、2位はテジクッパ(豚肉クッパ)専門店の「ポンジョンテジクッパ」(9380回)、3位は釜山駅前の大通りの向かいにあるチャイナタウン内の「新発園(シンバロン)」(7954回)が名を連ねた。東区エリアの人気店は、いずれも豚肉を使ったメニューを提供しているのが特徴だ。


7-1 초량불백
 

草梁プルベッ


「プルベッ」はプルコギがメインの定食を意味し、東区草梁洞は昔からプルベッで有名だった。草梁市場内の六差路中、一つの通りは手頃な価格で豚肉プルコギや種類豊富なおかずが食べられ、以前から多くのタクシー運転手が訪れる大衆食堂(ドライバー食堂)通りだ。


六差路で最も目に付く場所にある「草梁プルベッ」は、この大衆食堂通りの中でも代表的な人気店。他地域でよく食べられているプルコギはしょう油ベースのタレが特徴だが、ここではコチュジャンベースのタレが使われている。色が赤く見た目にも辛そうだが、子どもから大人まで誰でも楽しめる。定食に出てくる基本のおかずは毎日変わり、ご飯はおかわり自由。


〇住所:釜山市東区草梁路36

〇看板メニュー:プルベッ定食1人分1万ウォン(約1110円)。

〇電話番号:051-464-0454  


7-2 본전돼지국밥
 

ポンジョンテジクッパ


ポンジョンテジクッパは釜山駅の近くで最も人気のテジクッパ専門店で、昼時には常に周辺の会社員や観光客で行列ができる。宿泊施設から遠くなければ、テイクアウトしてホテルなどの部屋で食べるのも待ち時間を減らす方法だ。


メニューを注文すると、ニラナムルやキムチ、唐辛子、味噌、アミの塩辛などが出てくる。豚肉がたっぷり入ったスープは濃厚で、臭みもなくすっきりした味わいだ。まずスープを味わってから、ご飯を混ぜてみよう。刺激的な味が苦手な場合、そのまま食べるのがおすすめ。釜山式に一度チャレンジしてみたければ、テーブルの一角に置かれたタデギ(タレ)をスプーン1杯分入れ、アミの塩辛とニラを入れて混ぜてみよう。赤くなったスープが、豚肉の風味をより引き立ててくれる。


〇住所:釜山市東区中央大路214番ギル3-8

〇看板メニュー:テジクッパ9000ウォン(約1000円)、ゆで肉定食1万2000ウォン(約1330円)。

〇電話番号:051-441-2946  


7-3 신발원 만두
 

新発園


釜山駅を出て目の前にある大通りを渡ると、神社の鳥居を連想させる赤い木造の建物が見える。釜山が中国の上海と結んだ姉妹都市関係を記念して建てた「上海門」で、上海門を中心に形成された通りが釜山のチャイナタウンだ。同所を代表する人気店が「新発園」。ソウル方面に向かう観光客がテイクアウトして帰ることも多く、常に長い行列ができている。人気メニューはカリッと揚げた「焼き餃子」と、分厚めに中身を包んで蒸しあげた「肉餃子」。焼き餃子は中に入ったニラが脂っこさを抑えてくれるため、しつこくない。肉餃子は肉汁たっぷりの豚肉がソフトで薄い皮に包まれ、柔らかな食感が楽しめる。


〇住所:釜山市東区テヨン路243番ギル62

〇看板メニュー:肉餃子1人分5000ウォン(約550円)、焼き餃子6000ウォン(約660円)。1人分5個入り。

〇電話番号:051-467-0177