映画で見た白いヨットを体験しよう
[ワイドアングルで見る釜山]
ゴージャスな気分を味わえる釜山の海の旅
白い帆をかかげたヨットが、大海原を駆け抜ける。釜山広域市のランドマーク・広安大橋(クァンアンテギョ)をくぐり抜けると水平線が広がり、振り返ると海岸沿いに林立する高層ビル群や海水浴場、ヌリマルAPECハウスまで、海雲台(ヘウンデ)を象徴するスポットが一望できる。
海の街釜山の魅力を堪能するなら、やはりヨットが良い。今月は釜山を別の角度から味わえる、「ヨットツアー」を紹介しよう。
- 釜山の海をゴージャスに楽しめるヨットツアーは、1時間2~4万ウォンで体験できる(写真は海雲台マリンシティの沖合いで、ヨットツアーを楽しむカップルの様子)。
1時間の体験で1人2~4万ウォン
家族や大人同士の利用の場合は、貸切も
マリンリゾートとして韓国でも広く知られる釜山は、海を満喫できるアクティビティが多く、サーフィンやジェットスキー、カヤックなどの「海洋レジャー」は高い人気を誇る。最近では豪華なヨットをリーズナブルに楽しめる体験が話題で、より優雅に一味違う釜山の旅を楽しみたい観光客におすすめだ。
釜山市の資料によると、釜山地域で海洋レジャーを提供するなどしている業者は計51ヵ所。業者間の競争もあって、体験料は大幅に安くなってきている。1時間のヨット体験は、大人で2万ウォン(約1770円)~4万ウォン(約3540円)ほどで、インターネットから簡単に業者探しと体験の予約ができる。
個人での参加もできるが、10人以上であればヨット1台を貸し切ることも可能で、出航時間やコースなどの融通もきく。ただし、船の種類や大きさ、出航時間によって貸し切り料金は異なり、コースなどは業者と事前の打ち合わせが必要となる。
水営湾ヨット競技場を出発、
広安大橋など釜山の名所を一目で
実際に約1時間コースのヨットに乗船する際の流れを紹介しよう。乗り場である水営(スヨン)湾ヨット競技場(海雲台区)から、船長やガイドと一緒に乗船。特別に必要なものはないが、楽な服装をしてサングラス、帽子もあればベターだ。出航前には安全管理のためのルール説明を受け、乗船者名簿に氏名を記入するだけでいい。
「いざ出発」となれば心は躍るが、最初の数分間は揺れが強く危ないので、座っておこう。完全に海に出た後は、船内を自由に移動しても大丈夫だ。ヨットは広安大橋から海雲台の沖合い、マリンシティなど釜山近海を遊覧する。
船ではナッツ類などの軽食が出され、小腹を満たせる。ビールやワインなど、アルコールのメニューを用意していたり、釣竿とえさを無償で貸し出し、船上での釣り体験プログラムを提供したりする業者もある。業者によっては追加料金が発生する場合もあるため、事前にホームページなどで確認しておこう。ツアーのバリエーションは豊富で、船上で宿泊もできる。特別な思い出づくりに、一泊するのはどうだろうか。
強い夏の太陽で日焼けするのを避けたい参加希望者は、夕方以降に出航する夜景ツアーを体験してみるのもおすすめだ。冬はクリスマスや新年を彩るプログラムもあり、特別な一日を過ごしたい家族連れやカップルにぴったりだ。海とともに発展する港町を、海風とともに感じられるヨットツアー。次の釜山旅行ではぜひ堪能してほしい。
代表旅行社
○ヨットタジャ(www.yachttaja.com)
○釜山ヨットツアー(byt.itrocks.kr)
○ワウヨット(www.wowyacht.com)
水営湾ヨット競技場へのアクセス:都市鉄道2号線冬柏(トンベク)駅3番出口を出て100mほど直進後、左折。横断歩道を渡り、交差点まで約260m直進する。そこを右折し、280mほど直進後、横断歩道を渡ると見える。