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過ぎ去る年末、各種公演で充実のひと時を

ジャズ、合唱、バレー、クラシック…釜山の年末公演特集


2024年も年の瀬を迎え、釜山広域市を代表する公演会場・映画の殿堂や釜山文化会館ではクラシックやジャズなど、さまざまな公演が予定されている。公演会場で音楽を聞きながら、一年を締めくくってみてはいかが。


海雲台(ヘウンデ)区の映画の殿堂では、ジャズ音楽祭「2024 BCCウィンタージャズフェスタ」(以下ジャズフェスタ)と、クリスマス恒例のバレエ公演「くるみ割り人形」が開かれる。ジャズフェスタは12月6日から28日まで、映画の殿堂内のハヌル演劇場で開催。△12月6日 BMKソウルジャズコンサート△12月13日 イ・ブヨン&フレンズ「JAZZワインのとりこに」△12月25日 ユン・ソクチョルトリオwith イ・ジナ「Merry Jazz Night」△12月27日 デニス・ソンホ&土屋アンナ「GRACE」△12月28日 デニー・ク送年コンサート「HOME」の5公演を開催する。韓国のジャズシーンを代表する多彩なラインナップで構成され、他とは違った雰囲気のジャズが楽しめる。観覧料は公演によって、2万~6万ウォン(約2210~6620円)。チケットは映画の殿堂のホームページ(dureraum.org)かインターパークチケット(www.globalinterpark.com/ja-日本語ページ)から予約可能。


6-1 하늘연극장 공연 전경
△釜山の映画の殿堂ハヌル演劇場で開かれるクラシックやジャズの公演。


バレエ公演「くるみ割り人形」は童話『くるみ割り人形とねずみの王様』にチャイコフスキーのバレエ曲を組み合わせたもので、12月20日~21日、映画の殿堂ハヌル演劇場で開かれる。クリスマスイブの夜、プレゼントにくるみ割り人形をもらった少女・クララが、夢の中で王子に変身したくるみ割り人形と一緒に、キャンディの国を旅する物語。本公演では第2幕の各国の伝統舞踊を披露する場面で、韓服(ハンボッ)を着たキャラクターが登場。大きな韓服の中から現れた子どもたちがチャング(韓国打楽器の一つ)や小太鼓を持って踊る韓国舞踊とサンモトルリギ(帽子につけた紐<サンモ>を回す伝統舞踊)を披露し、観客に韓国の美しさや楽しさを届ける。観覧料は3万~6万ウォン(約3310~6620円)。チケットの購入は映画の殿堂のホームページか、インターパークチケットへ。


6-1-2 2024 BCC 윈터 재즈 페스타 통합 포스터
△右側は「2024BCCウィンタージャズフェスタ」のポスター。


釜山文化会館では釜山市立芸術団の年末公演をはじめさまざまな特別公演を準備中で、「パリ木の十字架少年合唱団コンサート」や「2024 除夜の音楽会」が開催される。世界3大少年合唱団の一つで、唯一のアカペラ合唱団でもある「パリ木の十字架少年合唱団」は12月15日、釜山文化会館大劇場で公演を開く。アラブの伝統民謡「あなたが平和でありますように(Alaiki mini Salam)」やセネガルの伝統民謡「トゥンバ(Tumba)」、チリの伝統民謡「今、旅立て(Ya se va)」など世界各大陸の音楽と、作曲家・ヘンデルの「喜びの賛歌(Canticorum Jublio)」や「Nella Fantasia」など、名曲を通して愛や希望、平和のメッセージを伝える。観覧料は2万~6万ウォンで、チケットの購入は釜山文化会館のホームページ(bscc.or.kr)かインターパークチケットへ。


釜山文化会館が誇る「除夜の音楽祭」は12月31日、2024年最後の日に開かれる。今年の公演には、釜山地域のアマチュア演奏家や若いアーティストも参加した市民オーケストラによる「大きな古時計」「マギー若き日の歌を」「アメイジング・グレイス」など、心温まる名曲の数々が披露される。観覧料は1万~3万ウォン(約1100~3310円)。チケットの購入は釜山文化会館のホームページへ。