知っておくと便利な韓国語の一言④いや、ところで、本当に
韓国人みたいに話したいなら
この副詞は知っておこう
韓国人が会話をする際、頻繁に使う「アニ(아니、日本語:いや)」「クンデ(またはクロンデ)[근데 (혹은 그런데)、日本語:ところで、そして、あと等]」「チンチャ(진짜、日本語:本当に)」などの単語がある。実はこれらに深い意味はなく、内容に影響を及ぼすことなく前からの話をつなげたり、話し手の態度を表したりする。会話の締めくくりや、新しい話題に切り替える際のクッションの役割もする。
例①「いや、ところで私、昨日ニュージーンズ見たんだ」(아니 근데 나 어제 뉴진스 봤다=アニクンデ、ナオジェニュージンスパッタ)
ここで使う「アニ(いや)」は、単語が本来持つ否定の意味ではなく、聞き手に注意を促したり、自身の主張に対する強調を表している。「アニ」と「クンデ」をつなげて「アニクンデ」の形でもたびたび使われる。
例②「広安里の景色、素敵だったよね」「そうだね。あとあの辺りはおいしい店も多いよ」(광안리 풍경 멋지더라./맞아, 근데 주위에 맛집도 많아=クァンアルリプンギョン モッチドラ/マジャ、クンデチュウィエマッチプトマナ)
「クンデ」は元々「クロナ(그러나、日本語:しかし)」の略語で、前の文章との逆説を表す。しかし例文のように追加で情報を提供したり、話題を替えたりするときにも使われる。
韓国人と会話をする際、最初に「アニ」「クンデ」を付けて相手の言葉に同意し、次の内容につなげてみよう。若者の話す韓国語のニュアンスに、より近づけるはずだ。〈完〉