韓国で最もスマートな都市「釜山」…アジア3位
世界的なコンサル機関選定、知能型センター指数評価で世界14位
釜山広域市のグローバルハブ都市としての名声と地位が上がっている。最新IT技術などを導入し、市民の生活の質が向上している都市「スマート都市」として評価され、経済や生活の質を分析した都市の順位は中国の上海(シャンハイ)を抜き、上昇中だ。
イギリスのグローバルコンサルティング専門機関・Z/YEN(ジーエン)は世界知能センター指数(SCI)の9回目の評価で、釜山が世界主要都市79都市のうち、14位にランクインしたと発表。アジアでは3位、韓国では1位を記録した。アジア1位はシンガポール(世界7位)、2位は香港(世界12位)となった。ソウルは前回の評価と同様の世界29位に留まった。釜山は3年前の評価で初めてランクインし、62位を記録。その後3回連続で20位圏内に入るなど、着実に順位を上げてきた。
釜山は「経済力評価部門」の6項目中、5項目でいずれも順位圏内にランクイン。事業環境、基盤構築、評判・名声の分野で各12位、6位、7位を記録し、上昇をけん引した。人的資本、金融資源分野でも13位、9位になり、初の上位圏内ランクインを果たした。
△釜山広域市が韓国を代表する「スマート都市」「経済・金融都市」として高く評価され、世界の注目を集めている(写真は釜山の最先端エリア、センタムシティ一帯)
釜山はイギリスのグローバル金融コンサルティング会社・オックスフォードエコノミクスが5月21日(現地時刻)に発表した、世界各都市の経済を総合的に評価した「世界1000大都市」で252位を記録。同社は世界中の都市を指数化し、毎年1000都市の指数を発表している。△経済△人的資源△生活の質△環境△ガバナンスで評価し、合計した点数で順位を決める。
韓国の都市ではソウルが41位で最も高く、釜山が252位で2番目に高い順位にランクインした。これらの順位は278位にランクインした中国の経済中心都市・上海より26位高い順位だ。東京(40位)やソウルに続き、シンガポールが42位、台湾の台北(タイペイ)が65位、大阪が91位を記録した。