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釜山、世界の住みやすい都市「アジア6位」

経済分析機関、安全性・医療・文化・環境・教育面などを評価

グローバルスマート都市評価、韓国1位・世界15位


韓国第2の都市・釜山広域市が、世界の統計や分析機関が発表する各種指標調査で順位を上げ、「住みやすい都市」「観光に良い都市」として評価されている。


イギリスの経済分析機関「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」が、世界の主要都市の生活環境や住みやすさの程度を測定、発表する「世界の住みやすい都市指数(The Global Liveability Index 2023)」で、釜山をアジア6位に選定。同機関はイギリスの時事経済週刊誌「エコノミスト」系列の世界経済分析機関で、2023年6月に世界173の主要都市を分析し「世界の住みやすい都市指数報告書」を発表した。この報告書では各都市の安全性や医療、文化・環境、教育、インフラの5分野を評価。釜山は総合評価で80点台後半を記録し、「アジア6位」に名を連ねた。釜山は2022年には総合評価で70点台を記録し、23年には80点台後半と高評価を得て、順位を大きく上げた。アジアで住みやすい都市は1位が大阪、2位東京、3位シンガポール、4位ソウル、5位が香港の順となった。


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△イギリスの経済分析機関「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」発表の「世界の住みやすい都市指数」で、釜山広域市がアジア6位にランクインした(写真は海雲台マリンシティの全景)。
 

グローバルコンサルティング機関「Z/Yen(ジーエン)」は、2023年の11月に公開したグローバルスマートセンター指数(SCI)評価で、釜山が世界77の主要都市のうち、韓国1位、アジア3位、世界15位に名を連ねたと発表。SCIはデジタル中心のスマート都市競争力を表す指数で、6分野135項目の関連指標をもとに順位をつけ、毎年2回発表される。指数が高いほど都市の最先端技術適用が高く、スマート都市として認められる。


釜山は2021年6月の評価で初のランクインとなる62位を記録後、徐々に順位を上げている。23年5月7回目の評価では19位、11月8回目の評価で15位になり、2回連続のランクインを果たした。アジアではシンガポールや香港に続いて3位をキープし、ソウルを抜いて韓国1位になった。ソウルは世界29位を記録した。


釜山市は、世界的なコンサルティング機関が次々と釜山の都市のブランド価値を評価することについて、対外的な存在意義を反映し、都市の魅力が広まったのが世界的に高評価を得た理由だと分析している。