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韓国人、新年には「2つ」を必ず見に行く

韓国と日本、最も近い両国だが、数多くの文化の違いがある。2024年からは「釜山文化」コーナーで、似ているようで違う両国の文化を比較し、釜山での文化体験方法について紹介する。2024年1月は、新年の迎え方について紹介したい。


日の出を見ながら今年の目標を立てる


6-1 송도 해맞이 사진-서구청
△韓国人は新年になると、初日の出を見て一年の決意を新たにする(写真は1月1日、松島海水浴場で新年初日の出を見ようと集まった人々)。写真提供:西区庁


日本の新年の風習と言えば、断然初詣とおみくじ。新年にかける願いと期待は韓国も同様で、韓国人は新年を迎えると、主に次の「2つ」を見に行く。


一つ目は初日の出。日が昇る前、早朝に山に登るか、日の出が浮かぶ東方面の海に向かい、浮かんでくる日の出を眺める。一年の幸せを願い、必ず叶えたい目標を定める原動力になるのだ。


釜山の日の出の名所は、もちろん海辺。代表的な観光地の海雲台(ヘウンデ)海水浴場や松亭(ソンジョン)海水浴場、機張(キジャン)郡の五郎台(オランデ)、西区の松島(ソンド)海水浴場など。「だから釜山」がおすすめする場所は、機張の五郎台。市内の中心部から少し遠いのが難点だが、多くの写真愛好家が最高の一枚を残すために出向くほど、日の出が美しい。海雲台海水浴場近くの冬柏島(トンベクソム)やタルマジコゲ(月見峠)の海月亭(ヘウォルジョン)も、釜山を代表する日の出の名所。アクセスも良く、多くの市民が初日の出を見ようと訪れる。


2024年、新年の運勢を占う


日本人が神社でおみくじを引いて一年の運勢を占うように、韓国人も毎年1月になると、一年の運勢を占うことが多い。韓国人が運勢を占う方法は、若者の間では主にタロットカードを使ったタロット占い、中高年以上になると、土亭秘訣(トジョンピギョル)と呼ばれる六十干支を利用した吉凶禍福を占う方法で占う人が多い。インターネットのポータルサイトを通じ、簡単な運勢チェックもする。


釜山には、日本人観光客でも気軽に運勢を占ってもらえる場所が多い。特に西面(ソミョン)や南浦洞(ナンポドン)の光復路(クァンボンノ)などは、繁華街の通りにタロット占いの店、哲学館などがある。店先には「日本語可能」と書いてある場所もいくつかある。本気で信じるよりは、あくまで興味本位で気軽に見てもらうのがおすすめ。生年月日で生まれ持った運勢を占う方法や、誕生月の星座で占う方法など、店によって占い方はさまざまだ。占い、運勢は深く信じるより、あくまでアドバイス程度に受け止めておこう。