Skip Navigation

韓国人、寒くなると屋台が恋しくなる

屋台軽食文化「屋台を体験しよう」


 本格的な冬の始まり。この時期韓国に来たら、ぜひ街中の屋台メニューを体験してほしい。韓国では寒くなると、湯気の立つオムク串(串オデン)やホットク、たい焼きなどが恋しくなる人が多い。


韓国人は学生時代、下校中の必須コースが屋台や粉食店(ブンシクチッ)だ。学校終わりで寄り道しながら食べる粉食は、韓国人なら誰でも納得する「冬の風物詩」。今でも会社員や学生が屋台で冷えた体を温めようと、たい焼きやホットクを食べる光景が度々見られる。それだけでなく、仕事帰りや旅行中など、学生時代を思い出しながらほお張るのが屋台メニューの醍醐味だ。


6-1 부평깡통야시장
△富平カントン夜市場


■屋台メニューが勢ぞろい

「富平カントン夜市場」


屋台は大きくアルコールやおつまみ、食事類を販売する形態と、オムクやトッポッキ、ホットクなどの軽食を販売する形態の2種類に分かれる。軽食が食べたければ、西面(ソミョン)1番街のグルメ通り(西面路68番ギル)や南浦洞(ナンポドン)のBIFF広場、富平(プピョン)カントン夜市場など、たくさんの屋台が集まるスポットに足を運んでみよう。


最新の韓国屋台メニューを満喫したいなら、断然「富平カントン夜市場」がおすすめ。2013年10月、韓国初の常設夜市としてオープンし、既存の富平カントン市場の中央通路に計30個の販売台を設置し、営業している。午後7時30分から11時30分まで営業しており、韓国はもちろん日本やタイ、インドネシア、中国など世界中のさまざまなローカルフードを販売している。季節ごとに販売メニューを変え、最近韓国で人気の各種屋台メニューが食べられる。


富平カントン夜市場はさまざまなメニューを味わえる反面、観光客向けの場所だけに、韓国固有の屋台の雰囲気とは多少異なる。韓国人が思い浮かべる屋台の雰囲気を感じたければ、BIFF通りと西面1番街がおすすめ。いずれもトッポッキやホットドッグ、オデン(オムク)、スンデ(豚の腸詰め)などを販売している。


BIFF광장2
△シアホットクで有名な南浦洞のBIFF広場。 


■屋台でどうやって食べる?


通常、オムク串やティギム(天ぷら)などは出来ているものを自由に取って食べられる。オムクは串を鍋から取り、備え付けのしょう油につけて食べる。販売台の一角に置いてあるプラスチック製のコップ(または紙コップ)でオムクスープも飲める。(お玉がある場合は、お玉で注ぐ)オムクスープは好きなだけ飲め、スープだけでも冷えた体を温めてくれる。


販売台にある軽食のうち、食べたいものだけ選んで食べることもできるが、おすすめはトッポッキ1人分を注文し、オムク串やてんぷらなどをトッポッキのタレに付けて食べる方法だ。天ぷらの脂っこさや淡白なスンデの味に、ピリッと甘辛なトッポッキのタレがアクセントになる。

本格的な冬の寒さが到来する。さらに冷え込む前に、12月は韓国人の冬の風物詩・屋台を釜山で体験してみよう。