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釜山-福岡の観光、教育、経済交流がより活発に

釜山・福岡フォーラムで協力方案の提言続く 


コロナ禍によって2年半以上中断していた釜山-福岡直行便が昨年5月末に再開して以来、福岡市を訪れる釜山広域市民が増え、交流が密接になっている。


観光をはじめ教育や経済など多方面の交流を拡大しようと、11月10~11日、福岡市の九州大学伊都キャンパスで「第16回釜山・福岡フォーラム」が開かれた。同フォーラムは釜山と福岡間の国境を超えた「超広域経済圏の形成」をビジョンに掲げた提言機構として2006年に発起し、2017年以後6年ぶりに行われた。フォーラムでは釜山、福岡の大学の総長や金融機関、マスコミ関係者などのオピニオンリーダーが出席し、協力方案について意見を述べる。


開会式で福岡側の代表を務めた九州旅客鉄道(JR九州)特別顧問の石原進(いしはら すすむ)氏は「韓日関係の悪化とコロナ禍により両国の交流基盤が弱まっていたが、最近の韓日首脳会談後、関係がこれまでになく改善している。今こそ韓日海峡圏の新時代を切り拓く上で絶好の時期だ」と話した。


3-2 후쿠오카 포럼-사진제공 부산일보 

△釜山広域市と福岡市が観光や教育、経済の分野で交流を深める(写真は11月10~11日、第16回釜山-福岡フォーラム=九州大学伊都キャンパス)。 写真提供:釜山日報


釜山側の代表でBNK金融ホールディングカンパニー前会長のイ・ジャンホ氏は「韓日関係がこれまでで最も友好的なムードの中、17年間変わらず続けて来た釜山-福岡フォーラムはひときわ意義深い」と述べた。


今回のフォーラムには釜山市の李成権(イ・ソングォン)副市長をはじめ、国際観光振興機構の蒲生篤実(がもう あつみ)理事長、釜慶(プギョン)大学や東西(トンソ)大学、九州大学、福岡大学の総長も出席し、各分野の交流の在り方を提案しあった。


大学分野の意見交換は特に活発で、九州大学の石橋達朗(いしばし たつろう)総長は、九州大が両国の交流を拡大する中心的役割を担うと宣言。釜慶大学のチャン・ヨンス総長は語学研修などにとどまらず、両国の企業で現地インターンシップ採用枠の拡大を提案した。