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市内バス、飲み物持ち込み禁止・スーツケースは20インチまで!

釜山市、バスの乗客の安全強化…密閉された飲食物のみ持ち込み可

観光路線には大型カバン収納可能な車両の導入

金海空港-海雲台、西面・釜山駅のリムジンバス運行拡大


釜山広域市が市内バス乗車時の携帯品の規格基準やペット同伴時の乗車方法、飲料持ち込み禁止規定などの基準を制度化した。市は「釜山市市内バス運送約款」を改訂し、10月6日から実施している。これまで国内外の旅行客やペット同伴者の増加、使い捨て容器の拡散など、市内バスの運行環境が変化している中で明確な基準がなく、乗務員と乗客間で揉めるケースが頻発していた。市はこのような状況を受け、今回の基準制定に至った。今後釜山で市内バスに乗る場合、ストロー付きのコップに入った飲み物を持って乗車すると、乗車を断られる場合がある。


乗客の安全のため、携帯品の重さは20㎏以下、体積は50㎝×40㎝×20㎝に制限。20インチのスーツケース(旅行カバン)と40ℓサイズのカバンは持ち込みが可能で、重量と体積の基準を超えると運転手に乗車を断られる可能性がある。観光客でにぎわう釜山駅や金海(キメ)空港を経由する路線には、基準以上の大型旅行カバンなどを別途で保管できる空間を設けたバスを導入する。


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△釜山広域市が安全で快適な公共交通機関利用のため、市内バスの利用基準を新たに設けた(イラストは釜山市内バスの乗り場イメージ)。


ペット同伴の際は専用のケースやカバンに入れ、脱出できない状態で乗車しなければならない。頭などがはみ出している場合、乗車禁止となる。


使い捨て容器に入った飲食物も原則持ち込みを禁止する。その場ですぐに食べず、持ち運び用に密閉包装された物や料理用の食材、蓋付きのペットボトル飲料などは持ち込み可能。


釜山市は新型コロナウイルス感染症の影響で中断していた海雲台・釜山駅~金海空港の路線リムジンバスの運行を、来年1月から順次再開する。西面(ソミョン)・釜山駅方面は10月末に再開見込み。


金海空港からのリムジンバスは大人1万ウォン(約1110円、海雲台<ヘウンデ>方面)と安くはないが、多くの観光客が滞在する西面・海雲台方面にスムーズな移動が可能で、広々とした座席で空港の利用客から好評を得ている。リムジンバスは市内バスと異なり、大型スーツケースでも制限なく乗車できる。


海雲台路線は1日18回運行する。約50分に1台の間隔で、金海空港の始発は午前6時55分、終バスは午後9時55分に出発する。リムジンバスは国際線庁舎1階の3番ゲート前と、国内線庁舎1階の3番ゲート前からそれぞれ乗車できる。料金は大人1万ウォン、子ども(小学生以下)は6000ウォン(約660円)。大人の膝上に座る場合、乳幼児は無料。