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釜山が「住みよい観光都市」に認定

イギリスの経済分析機関が選定「住みやすい都市アジア第6位」 


観光都市の釜山広域市が、イギリスの経済分析機関「エコノミストインテリジェンスユニット(EIU・Economist Inteligence Unit)」が6月21日に公開した「世界の住みやすい都市指数」報告書でアジア第6位にランクインした。EIUはイギリス時事経済週刊誌「エコノミスト」系列で、1946年創刊。70数年にわたり安全性や医療、文化及び環境、教育、インフラの5分野を評価、世界各都市の住みやすさに関連した指数を算出しており、社会的信用度のある報告書として発表してきた。今回の報告書は世界173の主要都市を対象に分析した結果となっている。


昨年釜山の総合評価は100点満点中70点台だったが、今年は5つの分野で全般的に改善がみられ、点数が80点台にまで上昇。結果アジア地域で6位を記録する大躍進を遂げた。アジアの幸福都市順位は1位が大阪、続いて東京、シンガポール、ソウル、香港の順にランクインし、世界1位はオーストリアのウィーンだった。


3-1 광안대교 걷기 축제-국제신문
△釜山広域市がイギリスの経済分析機関・EIUが発表した「世界の住みやすい都市指数」でアジア6位にランクインした(写真は5月21日、広安大橋で開かれたウォーキング大会に参加した市民)。


釜山市は5月、グローバルコンサルティング機関のジーエン(Z/Yen)社が発表したグローバルスマートセンター指数世界19位(韓国1位、アジア3位)に続き、EIUの評価でもアジア6位に上るなど各種都市ブランド評価で高評価を得ており、都市の競争力が大きく向上していることがわかる。


1~4月に釜山を訪れた外国人観光客数が昨年比で急増するなど、「観光都市・釜山」の注目度も高まっている。釜山観光公社によると、昨年の同期間に釜山を訪問した外国人観光客は計6万4537人だったが、今年は42万3140人と約6.5倍に急増。特に今年に入ってからは1月の6万3333人から、2月には6万7800人に増え、3月12万8742人、4月16万3265人と毎月絶えず増加している。


釜山観光公社の関係者は「コロナ禍終焉による影響も考えられるが、2030ワールドエキスポ釜山誘致の大々的な海外PRが功を奏したとみている。外国人観光客向けの各種コンテンツの充実をはじめ、トラブルなどの無いようサポートに最善を尽くす」と話した。