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2030エキスポ釜山誘致の支持基盤固めに「総力」

釜山市、政府、財界が団結…心を一つに「全力投球」 


釜山市長、1年間で地球を3.8周回り20カ国26都市を訪問


釜山広域市は、2030国際博覧会釜山誘致の支持基盤を固めるために総力をあげている。釜山の競争力を高めようと、朴亨埈(パク・ヒョンジュン)釜山市長は精力的な都市外交を繰り広げている。7月5~7日、海雲台(ヘウンデ)区のコンベンションセンター・BEXCOで開かれた「2023セマウル運動グローバル協力国長官会議」で釜山支持を強く訴えかけ、2030国際博覧会が釜山で開かれた場合の未来ビジョンを力強くPRした。今回のイベントは、セマウル運動グローバルリーグ(SGL)協力国(計46カ国)のウガンダや東ティモール、ペルーなど、29カ国の長官や次官が出席した。


2-2 새마을운동협력국장관회의-부산일보
△釜山広域市は2030国際博覧会釜山誘致の支持固めに総力をあげている(写真は7月5~7日に海雲台区のBEXCOで開かれた「2023セマウル運動グローバル協力国長官会議」)。


釜山市を広報するための各種イベントも行った。イベント会場の広報館に大型LED画面やPRオブジェを設置し、釜山エキスポのテーマや価値、釜山の魅力、長期協力プロジェクトの「釜山イニシアチブ」などを詳しく紹介。釜山エキスポ開催の候補地をドローンで撮影した約8分間の都心航空交通(UAM)映像で、未来の釜山と2030釜山エキスポの会場を公開した。また韓国国民の誘致への熱意にも触れ、協力国に力を貸してほしいと強く呼びかけた。


釜山市長は釜山を訪れた外交使節を対象に、支持の取り付けと都市外交の拡大にも取り組んでいる。7月6日、市長は釜山市役所を訪問したスリランカの内務長官、中央アフリカ共和国の長官に面会し、エキスポの釜山支持を要請。市長は1年間で地球の3.8周に当たる約15万2000㎞を飛び回り、20カ国26都市を訪問したほか、釜山で開かれた各種国際イベントに出席した世界各国の首脳、政府関係者に向け、釜山誘致の支持を度々訴えかけた。


政府と釜山市に引けを取らないほど、財界もグローバルネットワークを通じて2030エキスポ誘致に力を入れている。6月にフランスの首都・パリで開かれた立候補国の第4回プレゼンテーションでは、サムソン電子やSKグループ、現代自動車グループ、LGグループの4大企業の代表がそれぞれグローバル人脈を動員。博覧会国際事務局(BIE)の関係者らと面会し、釜山誘致支持を呼びかけた。


釜山市長は「今年は釜山が2030国際博覧会誘致を通じて、グローバルHUB都市として飛躍するターニングポイントになる年。残りの期間、各国との協力関係をより具体化できる機会を設け、BIE代表の心を掴めるよう、力の限り取り組んでいきたい」と話した。