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釜山、日本の観光客向けにプロモーション強化

釜山市、広島・福岡で観光マーケティングイベント開催

免税店などさまざまな割引・プレゼントイベント


釜山広域市と釜山地域の流通、観光業界が日本の観光客を誘致しようと、活発なプロモーション活動を繰り広げている。釜山市と韓国観光公社、釜山観光公社は4月20日から3日間、福岡県や広島県で現地セールスマーケティングを実施した。


釜山市は日本旅行業協会(JATA)九州支部と日本の観光客送客キャンペーンのため、業務協約(MOU)を締結した。協約には観光客の釜山誘致、2030国際博覧会の釜山誘致に共に取り組んでいくという内容が盛り込まれている。この日協約式ではJATA所属の旅行社10社と釜山観光業界の関連会社5社が、観光商品の共同開発と共同プロモーションの推進を決定した。


4月21~22日には広島県と福岡県で「2030釜山国際博覧会誘致祈願 K-観光フェスタ」が開かれ、約2000人が会場を訪れた。韓流スターによるトークショーや公演などK-カルチャーの紹介のほか、広報ブースを設け、博覧会誘致と釜山をPRした。


釜山市は今後も釜山行き船舶の利用客を対象とした、主要観光施設の入場券プレゼントや釜山観光に役立つ「ビジット釜山パス」を活用したネット上の旅行社の割引、日本のオンライン旅行社と提携した宿泊割引クーポンプレゼントなどを推進する予定。


釜山市の関係者は「現在日本行きの航空路線はコロナ以前と比較して80%以上が回復し、オンライン旅行社・トリップアドバイザーが日本人を対象に実施した好きな観光地の調査結果で今春、前年比で観光需要が伸びた観光地の上位に釜山がランクインするなど、釜山の好感度は着実に上がっている。日本のイベントで改めて実感した日本人のK-カルチャーに対する関心を釜山観光需要の回復につなげ、コロナ後に変化した観光トレンドに合わせ、釜山が世界中の人が行きたくなるような最高の国際観光都市として飛躍できるよう努力していく」と話した。


3-1 해운대구 신세계백화점 화장품 코너 북적 

△釜山広域市と地域の流通、観光業界が日本の観光客誘致のため、積極的なプロモーション活動を繰り広げている(写真は買い物客でにぎわう新世界百貨店センタムシティ店)。写真提供:国際新聞


釜山の観光業界も、日本人などの外国人観光客を対象にプロモーションイベントを実施する。海雲台(ヘウンデ)区の新世界百貨店センタムシティ店では、ゴルフウェアのセレクトショップやジュエリー、時計、韓国製コスメ、韓国食品などさまざまなカテゴリーの店舗を7月までに順次オープン予定。6月末までに入店ブランドの商品を100ドル(約13800円)以上購入すると、ショッピング支援金1万ウォン(約1050円)がもらえるイベントを開催中。またブランド別にゴルフソックスやエコバッグ、マスクセットなどのプレゼントがもらえるイベントも行う。


ロッテ免税店釜山店も、夏休みシーズンを前に旅行社とインバウンド(外国人の韓国国内旅行)の個人旅行の観光客をターゲットにしたマーケティングを強化。ロッテ免税店の関係者は「撤退した店舗が再入店し、スタッフの新規採用も準備中」と話した。