ススキの草原とヒノキの香りに包まれる散策路

乗鶴山のススキ群生地

乗鶴山のオクセノウル展望台

九徳文化公園

森の小径の木々
洛東正脈路(江原道太白市の九峰山から、釜山市多大浦の没雲台まで続く山脈)は、洛東江(ナクトンガン、낙동강)の東側の稜線に沿って6.7kmにわたり続いている。コースは野の花が咲き乱れる花の村から始まり、やがて九徳(クドク、구덕)文化公園の森の静けさの中へと続いていく。
その道を進むと、九徳山を登り、登山客を乗鶴(スンハク、승학)山へ導く重要な分かれ道の休憩所、チェノミマルト(お手洗いなどが整備されている場所、재넘이 마루터)にたどり着く。
乗鶴山まで来ると、稜線沿いに広がるススキの草原が秋の日差しを受けて銀色に輝き、見事な光景をつくり出す。ススキと夕焼けが見渡せる「オクセノウル(억새 노을)展望台」からは、洛東江と多大浦(タデポ、다대포)海岸の風景を一望できる。
緩やかに下る道は堂里(タンニ、당리)の帝釈谷(チェソッコル、제석골)へと続き、ヒノキが立ち並ぶ森の小道には爽やかな香りが満ちている。
このコースは、釜山山脈の調和のとれた稜線と、季節ごとに変化する風景、そして川の流れを一度に感じられるハイキングコースとなっている。